今日、朝電話で社長に
よし、ミヤも今日から地球検査員だ
任命しよう
と言われたミヤ。
会社来て、机を見たら
これ、研修を受けて届いたものなんですが、
ちきゅう住宅の『ち』は地域の『ち』、『き』は木造の『木』『ゆう』は優良の『ゆう』という
意味だそうで、長期・ちきゅう住宅とは
にわかりやすく載ってます
これらの住宅を建てるにあたっての、資格を得るのに、ちきゅう検査員といって
一定の基準を満たした人が必要なのですが、それを得たって感じかな
でもね、でもね、名前の宮崎千晴が宮崎千春になってる
良いのかしら
割と最近は大手が建て易い制度や規則が増えてきた中で、
求められてるのは、地域に合った工法と古くから伝わる確かな技術で創られる住宅を・・・と
工務店を応援しているような制度です
瑕疵保険とも連動してるので、手続きとかは大変ですが
お客さんには嬉しい制度かなとも思います。
もちろん、今も違う体制で瑕疵担保保険や、第三者機関でのチェックを受けているMDですが、
こういう機会なので勉強のためにも参加したミヤ。
色んな講習がたくさんありすぎて、設計士って・・・っていつも思うけど
行ってみるとかなり勉強になったりもするので、時間を見つけて行かなくちゃね
今まで研修会とか更新の講習とか行っても、
正直なところこういう責任も、こういう場合も、設計士に対して責任が。。。
とか
なんだか設計士で居るのが嫌になることばっか聞いてきたのだけど、
この講習は、地域で頑張るものを残していこうとか、
材木や、建築やがチームで盛り上げていくとか、とってもステキな話も一杯でした
今はどうしても、地場の工務店がどんどん居なくなっていくのが現実で
制度とか、数値とかそういうものに目が行く世の中で、
ミヤはすごく違和感を感じてるのも本音
本当に大切なものもが、この建築というものの中から居なくなってしまうような、
そんな不安もあるし、制度や数値を達成することは、やっぱり色んながんじがらめの
決まりごとの中で作っていくしかない。だけどオリジナルを・・・そう願う人だって居る。
いつか、行政機関でミヤが相談に行ったとき
制度を得たかったら、四角い箱で設計しないと・・・。
こういう注文住宅でそっちも満たすのは大変だしお金も掛かるし・・・と返答されたことが
ありました。
なんだか変なの・・・って思ったけれど、悔しい思いもしました。
MDではそういう制度を付けたいお客さまの方が少ないのですが、
講習とかで、規定の基準になってるものは大体クリアしてたりします。
きっと地場の工務店って、そういう基準どうのこうのとか、
別にして、良いものを使ってたり、長持ちするように頭をひねってたりする気もします。
でもそれは、書類として残すその建築のレベルがほしいのではなくて
純粋に、お客さまへの気持ちとしてそういう物を創ってる。
なんだかそういうもので、相手を確認し合うような
そんな家づくりばっかになっても、寂しいですね
もっと、もっと単純に、もっと、もっと人と人が自然な流れで
思いやりながら家づくりできる世界になれば良いのになぁ・・・。
このミヤの考えはよく時代遅れと言われます
それも充分理解してる
でも結局はそこなような気がしてならないのが本音。
そうじゃないのが時代の流れならば、それじゃなければ家を建てられないのならば、
やっぱりミヤは図面を描くのを辞めると思うし、
今、そういう世の中で、自分らしい家づくりや、作り手とお施主様が会話しながらとか、
そういう家づくりができているMDだから、ミヤは図面を描ける・・・そんな気がします
ま、時代遅れな設計士なんでしょうね、ミヤ
でも、真剣に相手を思って悩む時間や
現場でみんなが意見を出し合って、作られていく空間や、
お客さんと信じあって笑いながらペースは遅くとも『それぞれの良い』を
一緒に探す時間も、ミヤにとっては大切です