地下も見せて頂いていたのですが、
女の方が資料を持って戻ってこられて
住職がお会いになりたいと言ってますが
と。
えっつ??
さっき新聞で拝見した住職??と軽く理解してないのに頷くMD2人。
現れたのはすっごく気さくな住職の尖さん
音楽会社に就職して、それから出家して・・・と面白い経歴の話や、
音楽で輪を広げる話、そしてその他の活動。
これを
って決めて活動したのは、この檜ホールだけ。
そのほかは、自然と周りに恵まれて、それが縁でなんだか取り上げてもらってるだけですよぉと
笑う住職さん。
実は今、アメリカのカルフォルニアに新たに檜ホール建設で動いているんですというお話も。
そちらも10年計画で、今5年目。
やっと来年上棟できそうですと
実際、海外から修行に来られる方も一杯いるそうで、
お経を覚える、修行をする・・・それだけでも大変な中、言葉や意思疎通、そんな難しさで
断念されることが多いのだそうで、
そういう場を、国で受けられたら、もっともっと広がると、アメリカに計画されたそうです。
なんだか規模が・・・すごいです。
木ってやっぱり良い
節が無いものが良いと、この建築で築かれた変な感覚が広がっているけれど
節があることが良いということだって、もっともっと広げたい。
もちろん檜で創られたこのホールの床。
無垢だからピシピシ鳴るわけです
でも、それが生きてる証拠ですよね。と。
なんだかそういう話がまさか住職さんと共感しながらできるなんて・・・
そんなマニアックでもある会話をしていたら、
そのアメリカで建てる木材を、今も5年間削っているという話題に。
この檜ホールを創った棟梁をはじめ大工さんたちが、来年の上棟に向け
ひたすら加工しているので、もし時間があれば行きませんか??と。
えっ??本当に??
とまさかのお誘いを頂いて、わざわざ車を出しに行ってくれた住職。
それから山道を進んで加工場まで連れて行ってくれました
なんだかあまりの展開に興奮MAXです
加工場には暑い中、たくさんの檜の柱に囲まれて作業する職人さんが。
かんな、のみ、墨・・・どれもこれもステキ
後ろに見える模型がアメリカに立つ予定のもの。
手書きの設計図、これがどうなる・・・本当に丁寧に細かく説明してくれた住職さん。
なんだか心からありがたい・・・
上棟にもぜひご招待しますよそんな嬉しいお言葉まで頂いて、
なんだか今日は本当に幸せな日だと噛み締めるミヤ。
最後、棟梁さんに握手して下さいと迫るミヤ
今まで触ったことのないくらいの、厚くて大きな手でした
そして最後、手を合わせて見送ってくれた住職さんとも握手。
あぁ、ありがたいなぁって
出会いって本当にステキ。
こんな小さなMDにあんなによくしてくださったのもそうだけど、
檜で家を創ってきた今までのご褒美のようなそんな日。
社長が檜の無垢にこだわりを持って今まで歩いてきたことを
神様が少し誉めてくれたのかなぁって思うミヤ。
檜って王様って言われている程、やっぱり高いもの。
その心材をどんなにコストが厳しくても、どの家にも曲げずに使ってきた。
それはMDの責任と。
目に見えなくなってしまうし、もちろん違う木材で作れば利益だって出るのが本当。
でも、見えないとこで、社長なりのお客さんと家への姿勢を貫き通してきました
社長、良かったね
檜の話や無垢の話をし始めたら長~い社長。
それだけヒノキという木材を信じてます。
ミヤも京都で建築を学んだので
唯一、何百年という日本の地で生き抜いてきた工法やヒノキという素材を
やっぱり信頼してます
ますます、ヒノキを大好きなになったこの時間。
改めて、あぁ建築ってステキだと感じさせてくれた空間。
感謝、感謝、心から一杯感謝です