こんにちわ
昨日は静岡。早起きして行った場所は・・・
太平洋戦争開戦前年の1940年(昭和15年)に竣工された建物で
本当に魅力的な建築でした
この建物を設計したのはウィリアム・メレル・ヴォーリズ。
マッケンジー邸は静岡県内唯一のヴォーリズ建築だそうです
『人を温かくもてなせる家を造りたい。』とマッケンジー夫婦の願いを同じ思いで実現させて
ヴォーリズ。初めて行ったミヤにもその思いと言ったら変ですが、なんだか懐かしくて温かさを感じました。
中に入ると
ダイニングスペース。ゆっくりと食事を楽しめる場所。
キッチンもその時代のまま
冷蔵庫もありました。
他にもバスルームや照明・・・。
今の時代には表現できないガラス。
特注で造られたドアノブ
ミヤがこのマッケンジー邸で感じたことはたくさん
でもやっぱりその内部の空間に居て一番印象に残ったのは
風や光。ものすごく考えられている設計に言葉も出ない
2階のベッドルームの窓は海側に開いていて、窓からは水平線
その窓の前には
この椅子たち。この椅子に座るとなんともいえない景色と風。
今は舗装された道路やテトラポットがありますが、その時代にはそのまま海が
この建築との繋がりを持っていたんだと思うとため息がでちゃいます
バルコニーも
1つの絵本みたいです
マッケンジー邸のすごさは動線にもありました。
設計の取り方にもぉため息の連続
東西南北を全く感じさせない1つ1つの空間。どこに居ても適度な光や温かさを感じる
そしてそして居座ってしまった
途中で休めるように・・・と設けられたベンチ空間。
このベンチもすごいちゃんと作りが背中にフィットされるような具合で作られてて、
ここでお昼寝したり、本を読んだり、お茶
をしたり・・・。住むという中で変化を楽しめるそんな場所。
他にもこの時代で水洗トイレやスチーム暖房が設置されてるなど、当時としては先進的な家だったことは
間違いないと思われます
こうやって時代をいくつも超えてもなお、伝わる力を持つ建築。
その偉大さや奥深さ。
これが公共施設として造られていたものなら、またミヤも受ける感覚が違った気がします。
これが家として建てられた場所だからこそ、自分の今とものすごく比べて受けたいろいろな印象
感銘を受けたその色んな事を、自分の家づくりにも活かしていきたいし、
物や色で伝えるだけじゃない、空間として温かさや安らぎを伝えられるその力を
ミヤも身につけたいと強く思いました
この場所との出会いを下さったS様の奥様。心から感謝します
『ミヤちゃん絶対スキだと思って』と言ってくださったのですが、
スキを越えました
たくさんのものを見て、感じて、表現する
それもミヤにとって大切なんだと改めて感じた日でした