このラグーンで色々な面白いことがありました。
デルタ地帯に入る前に私たちが気にしていたのは天気でした。
エア・ストリップからボートに乗せられて、ラグーンに入った時に手をフィールドに当て、また、お願いしようとしたその時、声が聞こえました。男性の低いバリトーン。
「Welcome to the Lagoon! (ラグーンへ、ようこそ!)」
行き成り言われて戸惑ったものの、「Greetings! (こんにちは!)」と返して、どなたか聞いてみました。
「ラグーンを司る者だよ。」
と言うのです。その存在にお天気をきくと、晴天になると言われ、実際、秋や雨季とは思えないような、晴天が滞在中続きました。
この話を友人のトムにすると彼も、「Disneyの人魚姫に出てくるトライデントみたいな人が見える」と言いました。
ボートのガイドは若い方だったのですが、ラグーンを奉る何か精霊を昔の人が信じていたか訊ねてみました。
でも、そんな信仰は無かったといいます。先住民のブッシュマンでさえ何も信仰していなかったと言うのです。
しょうがないので、そのラグーンの精霊に、みんな知らないみたいと言うと、お腹から笑うような、豪快な笑い声が聞こえ、こんな風に言ったのです。
「These young bucks know nothing! (この若いモンは何も知らんのだ!)」
そして、私が、日本の古の信仰を必ずしも知らないように、このボート・ガイドも知らないと言いました。
後日、私のガイドに確認すると、古来のブッシュマンは知っていたが、今の人たちはその存在を知らないと言っていました。
Xugana(クガナ)とは、最初にこの土地を訪れたブッシュマンが付けた名称で、意味は、「跪く」だとか。
ボート・ガイドはこの島にいると跪かないと、水を飲めないと言う意味だと言って居ましたが、もしかすると、跪いた理由はラグーンの精霊だったのかもしれません。
エア・ストリップに着いた入り口

