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左が先日フローラ薬局さんで手に入れたラベンダーの天然オイルアロマスプレー、右はいただきものですが、Bootsの同スプレー。ちなみにBootsのスプレーはウォルグリーンでも手に入ります。

ラベンダーは安眠推進、またミドル臭で悩むお父さんの寝具や衣類にかけておくと、素敵な香気をまとうことができます。昼間、シャッキ!としたいときにはまた違う天然オイルアロマスプレーがあります。

◯◯ブリーズでは、昼と夜で使い分ける…天然アロマの上手にシーン別に利用する…ということはなかなか難しいです。

Bootsはさすがにラインナップされており、売れ筋です。為替の違いがありますが、だいたい一本900円から1000円くらいです。ホールフーズでもどんどん広げられているカテゴリーです。

アロマやバス&シャワーといった分野は、日本のドラッグストアがまだまだ開拓できていない領域です。こういう商品開発がほしいですねえ。
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成城石井さんの商品開発は定評があります。リーズナブルで品質が良い。

ネーミングも機能性、用途の多様性をよく表しています(笑)。

豊かさとは分類の細分化と言われますが、化粧品と同じく「オールインワン」もまた文化のひとつですね。

住友財閥二代目総理事伊庭貞剛の名前は、前職時代「後継」をテーマにしたときに出合った。


近江の出身。司法官から叔父の広瀬宰平(初代総理事)に請われ住友の支配人に。在任中は、別子銅山の煙害問題や従業員の待遇改善に取組み、住友銀行などを創設。「住友中興の祖」と称される。


しかし最大の貢献は、組織にとって老害となりつつあった自身の恩人でもある初代総理事の首に鈴をつけ、カリスマ以降の経営のかじ取りを「合議制」に移行したことにある。


そして伊庭は自身が二代目総理事につくも、58歳で引退。


「少壮と老成」という名文を残した。


「事業の進歩発達にもっとも害するのは、青年の過失ではなく、老人の跋扈」であるという一文はあまりに有名。


ただ青年にも一言残している。


「経験に盲従してはならぬが、尊重もせねばならぬ。殊に気鋭に任せて成功を急いではならぬ。順序は踏まねばならない。頭ばかり先に出ようとすると足元が浮く。急ぐと無理が生じ、手ぬかりが頻発する。不平が起こり、人の悪口が横行する。悪口は手に向かって唾する様なもの。その禍はかならずわが身にかえってくる」


伊庭は漢籍に通じ、五代友厚らと欧米の経営論を学び、大阪市立大の前身を創設。


東西の知を融合し、事業をよく起こし、継続の礎を築き、人を残した。


ほんとうのカリスマとはこういう人のことをいうのだろう。

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4年ぶりに訪問したフローラ薬局さん。篠原久仁子先生にも久しぶりにお目にかかり、日本の近代医学発祥の地シーボルト鳴滝塾をモデルにした薬草ハーブ園併設薬局にて勉強させていただきました。

篠原先生は先日まで熊本にて被災地の健康管理支援。東日本大震災の教訓からこの時期は緊急期を過ぎて糖尿病など慢性疾患の方の食事といった個別の対応が問われるそうです。嚥下補助などの機能食はやはり足りていなかったそうです。

きょうはコミュニティファーマシーの日。地域の皆さんと今が旬のジャーマンカモミールのフレッシュを摘んだり、認知症患者の方から生活習慣病予備軍まで劇的に食生活がかわる薬膳セミナーを受講。ちなみにカモミールの花言葉は「創意工夫」と「逆境へのエネルギー」だそうです。先生は被災地で心休まるカモミールティを提供して皆さんに喜ばれたそうです。

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「かかりつけ薬剤師」制度がスタートし、先月同薬局から篠原先生はじめ5名の薬剤師が認定。県のモデルに指定されています。「かかりつけ薬剤師」はいろいろな制度設計上の問題もはらんでいますが、理念は素晴らしい。

いまドラッグストア企業の調剤も大転換期にきています。「かかりつけ」指定になるかならないかで、基準報酬のベースが8点から95点の落差ができてしまう。

ドラッグストア企業のハードルが高いのは、24時間対応と地域活動の2つ。前者は在宅医療に関わればまさに医師と同じ意識で対応せねばなりません。後者はいわゆる健康フェアでは認定されません。地域の医療機関、大学とたとえば禁煙プログラムを協働しどのような成果を挙げたか。具体的な実績が問われます。この関係づくりは一朝一夕ではできない。

この6年、全国の様々な薬局を取材してきました。限定合理ではありますが、同薬局は我が国最高峰レベルであることは間違いありません。

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本日は取材にて朝一で常陸国へ。

「サイロ・エフェクト」はこの間読んだビジネス関連の中では出色。反復がてらきょうのお供に。

「サイロ」(組織の縦割りの喩え)とは先に取材した全米小売業協会のセミナーでもあちこち出てきたキーワード。

たとえば、新しいテクノロジーを導入するにあたり既存の縦割りの組織では対応できず、非効率を生み、弱体化。ひいては組織全体を市場から退場せしめるような現象をいう。

政府のような大組織だけではない。十数名の小さな組織でも必ずサイロは生まれる。小さな組織自体がひとつのサイロになるのだ。しかもそれは自身では気づかない。

著者は、文化人類学の研究者出身で米国FT誌の編集長。フランスの片田舎とNY市役所とSONYとフェイスブックとUBSで起こった不連続な現象の共通項を見出す。

残念ながらこういうアプローチは池上先生の「教養」本を読んでも身に付かないのよね。

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