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ふと目にとまった新聞広告。
数理科学が明治大学の新たな看板になっている。
しかも灘、東大寺学園の生徒を呼んで。素晴らしいですね。

10数年前から優れた教授を招聘して、いまやAIやロボティクス分野の重要な基礎研究分野である現象数理学などの世界をリードする。三村教授の話にあるAIの祖とも言われるアラン・チューリングはかのエニグマの解読で名高い。私も暗号学や数学者という人は大好きで大人になって小平邦彦氏の自伝を面白く読んだ。理論や定理はさっぱりわからなかったけど(笑)。

私学でありながら、伝統や看板に固執せず、実学や資格一辺倒のマーケティングに陥らず、グローバルなんちゃらみたいなチープな客寄せもせず、基礎研究分野にもしっかり投資する…。しかも数理の世界はビジネスや金融、マーケティング理論とも親和性が高い。いろんな融合分野が出てくる。こういうのが生き残る大学だよなあとしみじみ。

それにひきかえ、田舎から都心に戻ることが重大事になっている母校はちょっとさびしいなあ。こういう知的冒険を若い世代に提供していくことがブランディング上、大切だと思うんだけどなあ。

私が知らないところでガンガンやっていることを願って!