最近、ある元マチベン(町の弁護士)の方のエピソードをきいた。


その方は現在、日本のパワーバランスの一角、15人しかいない身分のおひとりだが、


マチベンのころ、ある証言の裏取りのために、連日国会図書館にこもり、その証言に出てきた新聞広告をマイクロフィルム化された戦時中発刊の新聞からついに探し当て、証言の整合性を確認したという。


翻って、都知事が雇った第三者の弁護士は、疑惑とされている家族旅行中、部屋で会ったとされる出版社社長がだれなのか把握もしていなければ、裏どりもしていない。


記者にその点を追及されると、「十分な調査の許容範囲」という。


まあ弁護士は、依頼者の利益のためにはたらくわけだから、この弁護士とやらも、間違いではない。


本人は不本意かもしれないが、はたからみれば単なる御用弁護士である。


間違いなく「第三者の厳しい目」ではない。


茶番で時間稼ぎする都知事と追及する議会。


はてさて自浄作用ははたらくのか・・。