就活生とお話する機会がありました。


前倒しだの後ろ倒しだの大変な状況とは聞いていますが、


氷河期前夜の就職組経験者としては、「売り手市場」というだけでも有難いもの。


ただ大手と中小、また業種業態、その中でも業績のよいところ悪いところ、大きな差が開きつつあるのが、いまの現況ですね。


就活生からこんな質問がありました。


「日経新聞はどう読めばよいのでしょうか?」


わたしはこう答えています。


「日経新聞は、就活生のためにわかりやすく経済情勢がまとめられている点で役に立つと思います。ただしプロは日経新聞は読みません。プロは日経新聞に書かれていないこと、あるいは知っていてあえて書いていないことを相手しないとビジネスにならないからです」


その就活生はわかったようなわからないような顔をしていましたが、


「自分の足でつかんだ情報が大事ということでしょうか」という返事だったので、いい線いっています。


情報はどうしても限定合理で取捨選択してしまいますが、一番危ういのは人の情報を裏も取らずにうのみにしてしまうこと。


ネットの情報も意図的なリークであることのほうが多い。


まあ、情報の扱いは熟練さも求められますが、就活生の皆さんがんばってほしいですね!