本日コスモス薬品さんの決算発表へ。
売上は4000億円を超えました。M&Aによらず単一フォーマットで大台を超えました。
しかもディスカウント系が軒並み苦しむ中での増収増益達成は同社の強さを示しています。
ただ増税反動という特殊要因を除き、7年近く続いた既存店の対前年比売上プラスが5月でとまりました。
これは同社によれば、カニバリを辞さない九州ドミナントの比率がさらに高まったこと、新商勢圏へのチラシによる価格攻勢ですこし無理が生じていたことなど複合的な要因によるものだそうです。
昨年の5月は増税反動で他企業が軒並み大きく割れる中、プラスでしたから、それをベースに今年の5月が割れるのは無理もないでしょう。
しかしそれは同社の支持が落ちているということではありません。むしろ新商勢圏に限っていえば、二桁増、九州以外はすべてプラスです。
今期はエブリデーロープライスの原点に戻り精度を高めることを目的とし、既存店割れを辞さず、新店舗効果による増収増益を目指すそうです。
益々、その動向が注目されます。