売場販促を、地上戦にたとえるならテレビを代表とするマスメディアは空中戦にたとえられます。
月刊マーチャンダイジングは地上戦によるブランディングの方法にフォーカスしていますが、空中戦を無視しているわけではありません。
むしろ、どのような相乗効果を生むのか、検証しています。
野中郁次郎先生の名著「アメリカ海兵隊」では海兵隊は地上戦でどのような味方の進捗があるかを把握したうえで空爆をおこなうことを旨としていましたが、やはりズレ、誤差は大きく、それがもとで大損害をこうむります。
テレビでガンガンコマーシャルを入れているのに、売場がつくれていない状況によくたとえられています。
最近、ドラッグストアである男性が、「嫁に頼まれたんだけど、ほら、いまCMでやってるやつ、知らない?」という問い合わせの現場を何回かみました。
残念ながら、その店舗のスタッフはCMを把握していないようでした。なんだかんだ、テレビ情報は最低限つかんでおかないといけないんだなと思った次第です。
もちろん、テレビだけでなく、雑誌、SNSなどの影響がどんなものか数字で把握する必要があるでしょう。
月刊マーチャンダイジングでは、これからその検証方法をシステム化していこうと考えています。