GDP7-9月の速報値がマイナスとでました。
消費増税後の個人消費は伸びない状況が続いています。
最近まで政治屋さんが枕でつかっていた、政府、大企業、御用学者、アナリストのいう
「景気はよくなってきている」
というのはどういう実感から出ていた言葉なのでしょうか。
このあたり日本経済はほんとうに持てる人と持たざる人の「二分」された世界が進んでいるのかもしれません。
二分はされていますが、富はアメリカほどではありませんが、おそらく一握りの人たちに偏ります。
怖いのは、株高だけで景気の「気」を支えていたわけですが、
*年金運用上限緩和による、短期の海外筋の買い越しが主たる要因です。実体経済の反映ではありません。
これも今後崩れていくとなると、どういうことが起きるのか・・。
日銀は折しも、さらなるバズーカを先だって放ちました。
これは円安誘導、つまり円の価値をどんどん下げている政策です。
輸入超の経済のなかで世界から高いお金を払って原料、製品を仕入れているわけです。
だから去年はおなじものが2つ買えたのに、ひとつしか買えない。
だからひとつで我慢しておこうということになります。
一方でひとつだから、「いいもの」を買いたいという発想もあります。
これも今後は重要な提案ですね。
同義ではありませんが、雰囲気的には、まさに昭和恐慌前夜に金解禁に踏み切ったイメージです。
ご政道に誤りはあっても商人は誤ってはいけません。
それにつけても、消費増税を問う解散風を吹かせていますが、膨大な国費を投じてまでやることなんでしょうか?
議員定数削減とセットのはずなんですが、そんな議論はどこからも聞こえてきません。
いやあ、ほんと酷い状況になってきました…。