グレーゾーン撤廃はなにも集団的自衛権だけではありません。
自己採血によるセルフ健康チェックは長らくグレーゾーンにあり自治体によっては、完全にクロと認定してきました。
ところが、この春より厚労省が、このグレーゾーンを撤廃。ガイドラインを整備した上で、自己採血によるセルフ健康チェックを天下御免で認可しました。
そのリーディングカンパニーであり、今回許可された「検体測定室」第一号でもあるケアプロさんを久しぶりに取材しました。
総コレステロールが測れない、あるいは看護師が、患者の補助ができないなど、幾つかハードルは残っているものの、ずいぶんな進化です。
今後は駅ナカ、遊戯施設、そしてドラッグストア、薬局と積極的に連携していくとのことです。
大企業勤務家庭以外の主婦の方の健康診断受診率は驚くほど低いのが現状です。
セルフ健康チェックが、一般的になれば、予防医療、セルフメディケーションも進化します。
医師会も長らく反対していきましたが、病院に行かなかった人たちを行く気にさせるのですから、病院にとってはプラスになる。今までは患者が奪われてしまうと考えていたんですね。典型的な既得権思考です。
その意味で、今回の規制緩和はよい方向です。
たまには厚労省もよいことをやりますね(笑)。
iPhoneからの投稿