最近、急速にテーマとして浮上しているのが、リテールブランディングです。

流通大手のプライベートブランドあるいはストアブランドは規模でいえばナショナルブランド化しています。

たとえば、北海道のエクセレントカンパニー「セイコーマート」の牛乳。

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道内シェア20%を超えており、4~5人に1人が愛飲しています。

最近では、関東の企業にも提供しておりまさにメーカーという側面も。

これはすでにナショナルブランド化しているということです。

北海道でドミナント展開し、まさにチェーンストアのマスマーチャンダイジングを実践。リテールブランディングの教科書ともいうべき存在です。

1000を超す単一レギュラーフォーマットの展開は緻密はマーチャンダイジングとロジスティクス設計に支えられています。

100円惣菜は北海道ローカルの生産者を支え、全道17カ所の加工センターは地域の雇用をもたらしています。

これらのバーティカルな取り組みを含めたリテールブランディング。

1日のレジ通過客数は63.1万人。これは店舗がメディア化しているということです。

同社はむかしから焼酎の「長次郎」はじめストアブランドをテレビCM、あるいはすすきののど真ん中の屋外広告で打ち出しています。

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これはインストア加工の「ホットシェフ」の弁当。

一番の売れ筋である「カツ丼」にテレビCM中のシールが。

ローカルメディアとの組み方も秀逸です。

セイコーマート丸谷社長のインタビューも実に流通の抱える本質をついたものになりました。じっくりお読みいただきたい内容です。

店舗記事と併せたセイコーマート特集は近時の月刊MDにて。日本流通におけるリテールブランディングの先端企業の事例を楽しみにしていてください。

もちろんテレビや新聞、ほか雑誌とはまったく異なる切り口ですよ!




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