STAP細胞の論文問題で、理研が最終報告を出しました。
STAP細胞の存在有無はさておき、論文自体の作成にかかわるなかで、
小保方さんがクロ、上司の笹井氏はシロ、山梨大の若山さんもシロ。
処分はまだ出ていませんが、なんとなーく組織保身が見え隠れします。
小保方さん個人の「ずさん」問題にとどめておき、理研は彼女のウソを見抜けなかったのが、悪い・・みたいなかんじに落ち着かせたいんでしょうねえ。
マスコミもなんとなくそれに乗っかったような記事ばかりで、
小保方さんの個人攻撃を華々しく打ち上げています。
まあ持ち上げた分、わが身に跳ね返るのをおそれての反動・・いつものマスコミのパターンですが・・。
理研VS京大の予算獲得争いなど、いろいろ大人の事情も見え隠れするようで、今回の問題、けっして小保方さん本人だけの問題ではないように思うのですが・・。
科学界もノーベル賞受賞者の野依理事長に頭を下げさせるなんて・・と怒り心頭の研究者たちも多いはずです。
そういう点からも、「許せん!!」が全面に出てきているのでしょうか。
それでも早大の博士論文にせよ、早大で博士号をとったOBOGたちの怒りもすさまじいものがあったでしょう。
これも小保方さんだけの責任にするのでしょうか。
小保方さんは、代理人の弁護士を通じて反論しているそうです。
「ミスはあったけど不正ではない」をかたくなに守り通しています。しかもSTAPの存在もまだ信じているようです。
これだけミスがあればSTAPの存在自体疑われて当然なのですが、主張のブレはありません。
ほんとうにできたと信じているのか、はたまたウソも100回つけば本当になるを地で行く噂通りの「不思議系」の人なのか。
それはよくわかりませんが、おりしも、理研の最終報告日はエイプリルフール。
理研によるとかげのしっぽ切りで「まあ勘弁してくださいよ」という雰囲気づくりもなんとなーく感じまして、
ちょっと気分の悪い期初になりましたねえ。