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ポイントを貯めるというモチベーションもあるのですが、決済がラクで便利というのも重要です。

意外とドラッグストアでは、電子マネーが利用されていないように思います。

電子マネー、クレジットカードにはポイントという付加価値がつきますが、現金には付加価値がつきません。

ガソリンスタンドで現金払いは、単価が下がったりしますが、ドラッグストアの店頭で現金払いをしたからといってなにかが割引になることはありません。

処方箋薬のポイント付加が一時問題になりましたが、クレジットカード払いを認めている時点で、付加価値が生じており、ダブルスタンダードが顕在化しました。

これは消費者とカード会社の契約だからというわけのわからない理由を言う人がいますが、カード会社が認められて小売業が認められないとはどんな了見なんでしょう。

それはさておき、レジにおける決済の利便性は客数や購買単価、購買点数といった経営指標にいかなる影響を与えるのか。

先進企業は効果検証を進めているはずです。

消費増税後はますます1円単位の差がクローズアップされるでしょう。

増税還元セールはできませんが、ヘビーユーザーへのポイント還元率は変更できます。

私は個人的には、ポイント○倍セールの陥穽に陥ることは愚かだと思いますが、見えない部分でのロイヤルユーザーへのケアはファーストバイストア(食品を含めた生活必需品を購入する際、小商圏においてまず足を運ぶ店舗)になるための強力なフックになることは間違いありません。

圧倒的なプライス、ワンストップの利便性に対抗する要素として、研究されなければならない分野であることは間違いありません。