もう6-7年前ですが、出張の帰りに、お伊勢参りしました。


内宮、外宮、そして古来伊勢参り前の禊の場であった、二見が浦の二見興玉神社をまわりました。


そのときはまだまだ静かな参拝でしたが、式年遷宮の年とはいえ、お伊勢参りはいまや大変な賑わいだそうですね。


式年遷宮は、前職が工学系出版社ということで、海外に日本の工学研究を知らせる英文雑誌を編集しており、そこで1993年の式年遷宮を紹介した記事を読んだのがきっかけでした。


当時、ある工学の先生に教えていただいたのですが、フランスの研究者たちがこぞって記事に興味をもったそうです。


その記事に啓発され、フランスでいう「モジュール」の概念と比較した論文もその後、掲載されました。*コルビジュエ風に言えば「モジュロール」ですか


「モジュール」という単位概念は日本の畳だという表現をよく覚えています。


日本の畳は、建築の単位のひとつです。この数ですべての縮尺が決まります。


式年遷宮の一切の道具、建造物も古来の独特の単位でつくられています。


そういういきさつもあったものですから、伊勢神宮と式年遷宮については1995年、96年ごろに興味をもっていろいろ調べたものです。


そしてそれから17年くらいでしょうか。


今回の式年遷宮がワイドショーから、FBに至るまでここまで皆さんの関心にのぼるとはほんとうにびっくりですが、古来の伝統に多くの人が興味を持つのはいいですね!