TBSドラマ「半沢直樹」が大変な視聴率をあげているそうで。


わが編集部の女性陣もしっかり「見ている派」。


よくきくと内容よりも、堺雅人さんがやはりいいらしい。


知的で優しくて、芯も強い・・しかも噂では細マッチョ(!?)悔しいくらい天は二物を与えています。


で、わたしも雑誌の編集長としては、流行りは一応観ておかないと・・ということですこし見てみたのですが・・


残念ながら、私にはちょっとなじめませんでした。


金融、銀行が舞台ということで、「ハゲタカ」的なイメージを持ってみたのがいけなかったようです。


ある人のブログをみて、なるほどなあと思ったのですが、


やっていることが基本的に「銀行内部の抗争」なんで、世界がちんまい。


たぶん私も見ていてわくわくしなかったのがこの部分かもしれません。


「ハゲタカ」はある意味、「ローカルVSグローバル」「ニッポンルール対米国スタンダード」という外向きの視点だったのですが、


「半沢直樹」は「ローカル内抗争」という内向き視点。


これは嗜好の問題でしょうが、私は、それが良くも悪くも、選択するにせよしないにせよ「思考の大転換を迫る」という意味で、ハゲタカはえらく感情移入ができました。時代もあったのかな。


「半沢」は大企業のミドルの人たちにはある意味、自分を重ねることができるんだろうなあと。


でもまあ、以前飲み会で、友人の現役「白水銀行」の人曰く、


大組織にいると、原哲夫の「中坊林太郎」くらいのスカッと感がほしいんだよ!!!


とのこと。


なるほど、大企業勤めを経験したことのない私からすれば、知らない世界をうらやましく思ったりするこの頃です。