本日、編集部に秋田県大館市の中学3年生10名の皆さんが訪ねてきてくれました。
これは、大館市が実践している「ふるさと・キャリア教育プログラム」の一環で、
修学旅行の機会に、地元出身の先輩の職場に訪問。
先輩の体験談や仕事に対する思い、姿勢を聞き、今後の自身のキャリアを考えていくうえでのヒントをつかんでもらうことを目的としています。
10名の生徒さんはとても礼儀正しく、熱心に、大館市出身のS先輩のお話を聞いていました。
10名の中には、ファッション雑誌や小説の編集者志望、パティシエ志望の生徒さんもいました。
皆さん、しっかりしていますねえ。
わたしも、冒頭10分程度、ご挨拶させていただきました。
編集者とはどんな仕事か?
そして、「インフォメーション」と「インテリジェンス」の違いについてお話させていただきました。
日本語では両方とも「情報」と訳されることが多いのですが、
英語は2つに分かれます。
天気予報を例にとりますと、
「インフォメーション」は、温度、湿度、気圧配置など生データ、一次情報にあたります。
「インテリジェンス」は、それらをもとに、分析、編集、客観性を検討し、判断したうえで、天気を「予報」する行為です。
私は今回、この2つの意味と関係を理解することはとても重要だというお話をさせていただきました。
どちらが大事ではなく、ともに大切。
とくにインフォメーションを取り出す技術革新はインテリジェンスを組み立てる上でこのうえなく重要になります。
またインテリジェンスの方法論も進化しなければ、インフォメーションがいくら精度が高まっても宝の持ち腐れです。
しかし、このプログラム、とても素敵な取組みですね。
わたしの故郷にもあるといいなあと思いました。
中学生の皆さん、頑張ってくださいね!