東洋経済onlineの佐々木編集長のインタビュー記事を読みました。
仕事柄、メジャー経営雑誌の編集長の考え方などはとても参考になり、ウォッチングしています。
東洋経済onlineのアクセス数は現在ビジネス系ではもっとも伸びているそうですからね。
やはり伸びているところは勉強させていただかないと。
さすがに、とてもささるキーワードをインタビューでおっしゃっていました。
「クオリティの高い第2報」
これって、深いですね。
雑誌系のオンラインは解説記事が主流ですが、
日経ビジネスなどは、クオリティを優先して、じっくりとした解説記事を、専門家もしくは記者が執筆しています。そしてそれを、会員が読む。
この佐々木編集長のことばは、
速報性は追わないけど、「第2報」というところで、速報性(タイミング)を大事にしつつ、同時にクオリティを追求するという意味です。
つまり、新聞系のサイトと日経ビジネスのちょうど間を狙っているということですよね。
しかも基本はオープンです。*今後はメーター制も考えているみたいですが・・
たしかに、ニュースサイトをみて、最初に「ん!?」と目を引く記事がありますが、中身はすかすかというか、整理されていないものも多い。基本は大本営発表です。
経済記事でも新聞系の見出しは、
「トヨタ営業利益1兆円台回復」
となりますが、やはりある程度経済、経営関連のしごとをしている場合、大本営発表ではなく、
客観的な視点で、その理由、今後の展望を多角的にしっかり分析してほしいもの。
でも、そのタイミングは「第1報」からあまり時間が経っていないのが望ましい。
というのは、東洋経済onlineユーザーであれば、プロとして「先手」を打ったり、仮説を組み立てて動く人たちが少なからずいるからです。*もちろんこの前にうごくプロもいます。あくまでも仕事内容で異なります。
だから「第2報」はけっこう大事だと思いなおしたインタビューでした。
ほかにもいろいろあるのですが、きょうはこれくらいで。
月刊MDにもおおいに参考になります。