本日、薬局チェーン薬樹さんが運営する一般社団法人ソーシャルユニバーシティ設立3周年記念講演で、なでしこジャパン佐々木則夫監督のお話をきく機会に恵まれました。
ずっとお目にかかってみたい人でしたのでほんとうに感激しました。
素晴らしい内容で90分間メモし通しでした。
いくつもの感銘を受けたなかで、きょうはこれだけ。
講演後、質疑応答の時間、やはりというか会場から体罰問題へのコメントが求められました。
曰く、
「言葉の暴力も体罰と同義、体罰はいかなる場合でもノー。負けたら走れの類も意味なし。選手がミスしたり、無気力になった場合は、指導者が未熟であると考えるべき。ほかに伝え方はないかに思いをはせよ。指導者は常に学ばねばならない」。
なでしこを育てるためどのようなビジョンを掲げ実践してきたかというお話をうかがってきた後だけに、ほんとうにしっくりきました。
一流の指導者とはかくあるもの。
武道とスポーツは異なるという論評も見かけましたが、
時折、お目にかかる剣道の七段、八段の先生も「未熟」という言葉を使われます。
それは自身の剣技であり、また後進への教育についてです。
柔道のトップが本物の武道家であるなら今回の騒動は「身どもが未熟」として辞めるのが筋です。
講道館四天王の一、西郷四郎の師嘉納治五郎と弟子にあてた詫び状を読んでほしいですね。
まあ、他技のことはとやかく言いますまい。
薬樹さま、きょうは貴重な機会をありがとうございました。
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