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店主によれば、3~4年前にワインレストランで流行った方法だそうですが、この店舗では6年前くらいからやっているそうです。

ワインリストを見て検討するよりも、好みを伝えて、3種類ほどこんなふうに出してもらうほうが、楽しかったです。ついついスタッフとの会話も弾みます。

実は、この出し方は深い。

よくリストにないワインできょう入荷したものを勧められることがありますね。リストアップをこまめに更新するよりもビンにプライスを書くことで、価格の安心感もありますし、店からするとリストを書く手間が省けるのと同時に旬の入荷ワインをタイムリーに提案することができます。

さらにもっとも優れた視点は、

プライスライン(価格の種類)を3つに絞るということ。

2つだと二者択一で、かりに似通ったラインとしても安いか高いかという基準が際立ちます。4つだと選びにくい。

やはり小売の定番棚は、同一品種であれば3つが選択しやすい。

3つだとプライスレンジ(価格帯)が設定できます。

このレンジがとても大切です。

レンジは客層を設定できるのと同時に、客単価もコントロールできます。またレンジ内の種類を増やすことでバラエティが生まれます。

選ばれた一本は、プライスポイントになり、次にオススメする際の基準になります。

また、このようにビンごと見せてくれると、いわゆる「ジャケ買い」という基準も生まれます。

これは、安いほうのワインを選ぶ際の方便にもなります。

「こっち(予算的に高い)にしたいけど、こっちのラベル(安いほう)が気に入ったんだよなあ」というなんとも貧乏たらしいのですが、言い訳できる(笑)。

貧乏性でほんとスミマセン…。

でも、この勧め方は単価がアップするのは確実ですね。

飲み過ぎたのがなによりの証拠です(笑)。

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