本日は、二十四節気の第十七「寒露」。

朝晩が冷え込みはじめ、霜になる直前までくる時期です。こおろぎなど秋の虫の音がだんだん遠のくころです。

東京は本日、いいかんじで虫が鳴いてましたけどね。朝晩はかなり寒くなってきました。

さて、本日嬉しいニュースが飛び込んできましたね。

京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞されました。

日本人として誇らしいですよね。

さきほどテレビを見ていましたら、興味深いエピソードが。

山中先生は、臨床医としては不器用で、スピードが遅く、なんと「邪魔なか」とまで呼ばれていたとか。

臨床医を諦め、研究者の道を歩むわけですが、決して恵まれた環境で仕事をしてきたわけではありませんでした。

器用で、スピーディだと周囲からは「できるヤツ」と評価されます。

実は、組織論的にいえば、できるヤツばかりを引き立てるとかえって危ういといいます。

そのココロは、できるヤツに隠れた、

地道だけど着実に成果をあげる人間、

勢いのなかでだれも見抜けない陥穽に気付ける人間を、

見失う危険性があるわけです。

山中先生は、研究者として独創性と同時に求められる地道な努力で花開きました。

いまの環境では「邪魔なか」でも、ちがう評価基準と場の転換で「世界のヤマナカ」になるのです。

いやあ、ほんとうに素晴らしいですね!







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