編集者は、装幀や字体、紙質など本をつくるにあたっていろんなこだわりがありますが、

わたしは、「タイポグラフィ」、字の間隔、配列の規則性の妙によって受ける、えもいわれない印象を大切にしています。

タイポグラフィの世界で最も心惹かれるのが、日本映画の巨匠市川崑監督です。世界中にファンがいます。

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「天河伝説殺人事件」のオープニングアニメーションは最高傑作と言われています。

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この五十鈴のモチーフが音楽に合わせて5つのバリエーションを奏でます。

間のとりかた。陰翳すらかんじさせる独特の配置、すべてが計算されています。

こちらはかの有名な「犬神家の一族」のオープニング。

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この配列、しびれますよねえ。

ちなみに犬神家のオープニングテーマは、ルパン三世のテーマでおなじみの大野雄二さん作曲の「愛のバラード」。

秋晴れの信州、または上州の高原できくと、もうそこは映画の世界です(笑)。




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