マイベストならぬ、マイフェイバリットをひとつ。
(*「サウンドオブミュージック」のマリアの気分で)
ダンスや舞踊、はたまた伎楽を見るのが好きです。
皆さん、けっこう「意外!」と言われるのですが、
マイケルジャクソンで育ったせいか、
とりあえず最後はみんなでダンス!!みたいなものはたいてい好きです(笑)。
格闘家だった須藤元気さんの入場シーンが好きで、格闘技を見るのも大好きなのですが、
須藤さんは入場シーンを重視して見ていました。スミマセン(笑)。
でも、かれはいま「world order」という素晴らしいダンスパフォーマンスを展開して、世界的に評価されていますね。
やっぱり格闘技よりダンスの方が好きだったんだなあ。
寺院などで奉納される伎楽などもなんか見てしまうんですねえ。
(*これは大映テレビ「不良少女と呼ばれて」の影響かなあ(笑))
伎楽は、毎年春、前職場ちかくの増上寺でちょうど催されていて、通り抜け遠目でしたが、ずっと見とれていました。
(*会社さぼっていたのバレバレですな(笑))
いつか夜、篝火をたいた厳島神社で鑑賞したいものです。
フラメンコも好きです。
鍵田真由美さんというフラメンコダンサーが率いる「アルテ・イ・ソレラ」という舞踊集団を一度お誘いがあって見に行く機会に恵まれたのですが、感動とかそういう言葉が陳腐すぎるというか、鳥肌が立ってもうどうしようもない状態・・大変でしたね・・。
さて、タイトルの「心奪われる・・」ですが、
実はあまり最近の大河ドラマは熱心に拝見していないのですが、
現在やっている「平清盛」のオープニングはすばらしいですね。
視聴率が低いとか、画面が汚いとかいろいろと物議を醸しましたが、
(*ちなみに知事だか、市長だか知りませんが、あのオープニングを見て、批判が実に的外れ、おそらくまったくセンスというものを持っていない御仁と判断しました)
私からすれば、このオープニングだけで最近の大河の筆頭に挙げるでしょう。
吉松隆さんのテーマ曲も素晴らしい。
しかしそのテーマ曲をさらに高めているのが、
オープニングの通奏低音ともいうべき5人の白拍子の舞。
この白拍子の舞が、「なんだかフラメンコに似ているなあ」と思って漠然と見ていたのですが、
ふと、ネットで調べたら、なんとこの5人を率いていたのが、件の鍵田真由美さん。
いやあ、ボールがすとんと落ちてくるとはこのことですね。
白拍子の舞をフラメンコで表現する・・。専門用語でこれを何と表現するのか知りませんが、
目下、もっとも心奪われる映像です。
原哲夫さんの名作『花の慶次』ではありませんが、
私はもし愛する人を喪い見送るとき、また自分が死して見送られるとき、
花びらが降りしきり、華やかな舞の中で見送り、見送られたいなあ。
『花の慶次』で、前田慶次が、父を見送るのですが、
芸妓が華やかな舞をまう中で、茶を点て、父にこう言います。
「父上、あの世でもお達者で」。
屈指の名シーンですね。
話があっちゃこっちゃとんで申し訳ありませんが、
映画の予告編というのも、ときどき映画そのものよりも心奪われることありませんか?
予告編見て、見たいなあと思って本編見たらがっくし・・というのも多かったりしますが(笑)。
ん!?オチになっていないなー。