月刊MD編集長(2代目)のブログ



神奈川・東京で150店舗以上薬局を展開する「薬樹」さん。




このうち「健ナビ薬局」と呼ばれるフォーマットを中心に、約20店舗で、




お味噌の販売をはじめました。




「薬局でみそ?」




というのが今回のプロジェクトのミソなんですが(笑)、


 


6月から販売を開始しており、手ごたえがでてきたそうです。




「健ナビ薬局」はその名のとおり、地域の健康生活の情報発信ステーションとして位置づけられるように、




薬剤師さんほか、管理栄養士さんも常駐している店舗。




健康生活はまず食生活ということから、これまで「食品」は一部しか扱っていなかったのですが力を入れることになり、




その嚆矢として「みそ」が選ばれました。




みそは、昨今の麹ブームが生じる以前から、自然健康食品として認知され、




最近では「美ソ」という言葉もあるように、健康だけでなく、美肌効果も期待されている基礎食品です。




薬局には塩分を控えなければならない高血圧症の患者さんも多数来店されます。




実は味噌汁の塩分は一食あたりにすると、ピザトーストやカレーライスや梅干しよりも含有量が少なく、




ピザやカレーと同じく、野菜をたくさんいれることで汁の量が抑えられ、塩分控えめな味噌汁ができます。




つまり、野菜もとれて塩分も控えめといういいとこどりができる品目なのです。




さらにだしをしっかりとれば味噌の量も減り、結果塩分も少なくできます。




ピザやカレーもそうなんですが、野菜のほか海草も入れることができるのでバリエーション豊富だということ。




さらに朝食でも昼でも夕食でも出せるというメリットがあります。また単品でも組み合わせでもOKというのも利点です。




*ちなみにカレーというのも薬局フードです。漢方で有名なミズさんは、漢方薬局にカレーアイテムをたくさん置いています。カレーの香辛料は漢方の材料ですからね。


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店舗では、生味噌のほか、味噌のクッキーなど、子供のおやつでもたべられる、気軽ななじみやすいアイテムも用意され、「ミソ」食材そのもののへの理解を深める工夫がされています。




今回の企画は、人気健康雑誌「からだにいいこと」さんと全国の味噌メーカーさんが加盟する味噌健康づくり委員会の協力のもとに実現。




雑誌では薬樹さんの管理栄養士さんが提案する味噌レシピなどのコラボ企画も行っています。




「冷やし中華はじめました」ではありませんが、




「薬局でみそはじめました」!




薬局に訪れる患者さんたちに響き、味噌はスーパーではなく、薬局で買わなきゃ!というムーヴメントを起こしてほしいもの。




それにしても、地域の健康ナビステーションを標榜する「薬樹」さんの慧眼とチャレンジ精神は素晴らしいですね!




ちなみにわたしもごはんに味噌汁は絶対はずせない人間です!

買いにいかなきゃー。