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本日は、午後から古巣であるチェーンストア経営専門誌『販売革新』創刊50周年セミナーを聴講させていただきました。

セミナーの最後は、ウォルマートジャパンのCEOスティーブ デイカス氏でした。

西友を買収するかたちで上陸した世界最大の小売業。

上陸記者会見では、質問をさせていただいた記憶もあります。

一時は、なかなかローカライズに苦慮したところがありましたが、

四年ほど前から客数はじめ売上、利益も増加基調に。

かれら本来のつよさである「ディスカウント」に徹した戦略が、日本の社会情勢にマッチしました。

きょうのお話で感銘を受けたのは、東日本大震災で南三陸町におけるワカメ業の復活の話。

ワカメ漁、加工に必要な機材をすべて無償で貸し出し、地元に雇用を生み出し、そこでとれて加工されたワカメを買い取って販売。

小売業がなにをできるかという見本を見せています。

それに引き換え、国の復興策のなんと稚拙なこと…経済的自立なくしては本当の復興などありえないのです。

震災の話はほんのさわりでしたが、いろいろ勉強させていただきました。

末筆ながら、『販売革新』は、流通エディター15年目を迎える私にとって原点とも言うべき場所です。

ここで学ばせていただいたことすべてが、自分のベースとなっています。

50周年を迎えられるにあたり、日本の流通の未来を照らす道標として、益々の発展を祈念いたします。


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