アメリカのバラエティストア業態第一位のダラージェネラル。
いま日本からの流通視察でもっとも関心が高い店舗のひとつでしょう。
というのは、
このバラエティストア業態が、
1)小商圏対応の小型店舗
2)エブリデーロープライス
3)SKU数の絞り込み
4)低価格帯の価格ラインの絞り込み
5)ストアブランド、プライベートブランドの比率が高い
という特徴をもっており、
日本でいえばコンビニと食品スーパーの間にある高齢化社会対応のフォーマットの先例モデルとして期待されているからです。
バラエティストア業態は、
本来は非食品のフォーマットですが、
この「ダラージェネラル・マーケット」は食品プラス生鮮をプラスし、
ウォルマートなどの大型店のラインロビングを図っています。
プライシングも見事。
冒頭の写真は、1ドルのドレッシングでいろいろな味があります。しかも7割はストアブランド。
さらにローカロリータイプまであります。
冷凍チキンも6ドル均一。
バラエティストアは、1-5ドルのロワーポピュラープライスゾーンの品ぞろえが圧倒的に多いこと。
しかも、かつては売場づくりもチープだったのですが、
最近は、このようにカラー統一によるCI(コーポレートアイデンティティ)向上を図っています。
日本でもコンビニから食品スーパー、総合スーパーといった大型店の双方から、この間にある「ニューフォーマット」開発の実験が進んでいます。
もちろん、その筆頭はコンビニであり、DgSはそのあとを追っています。
こうしてみると、アメリカでも中国でも、日本でも、それぞれニーズは微妙に異なりますが、
業態間の間を埋めるニューフォーマット開発が求められています。
月刊MDでもどんどん情報を発信していきたいと思います。