本日、経産省にて「世界を魅了するサービスチェーン研究会」のキックオフメンバーとして会合に参加してまいりました。

日本では、当たり前のサービスレベルが海外では「おもてなし」として高く評価されているのはご存知でしょう。

これまでは、たとえば百貨店の接遇、旅館業のおもてなしといった特徴的なものに注目されがちだったのですが、

今後は、たとえば宅配における時間別配送やコンビニのレジさばきや品出し、外食チェーンにおけるマルチオーダーシステム、灰皿の取り替え方、スーパーのレシピ提案、サッキング技術、ドラッグストアのクロスMDとライトカウンセリングなど、日本では当たり前のサービスレベルを科学的手法によって見える化、体系化し、生産性向上につなげていこうとする取組みです。

この背景には、作業改善による効率化(経営合理性)と顧客満足向上を同時に実現するという、一見相反する要素のベクトルを合わせるところにイノベーションの源泉があるのでは…という仮説があります。

ユニクロも服としての完成度と低価格という相反する経営目的実現にチャレンジすることで、さまざまな革新を行いました。

これまではとかく製造業、ものづくりニッポンがクローズアップされてきましたが、

どっこい、サービス業も世界をリードする技術がたくさんあるのです。

研究会の今後の活動に期待したいと思います。

それにしても、研究会の名称が素晴らしいなあと思います。

売場の皆さんの小さな工夫や改善は、世界を魅了するのです!






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