月刊MD編集長(2代目)のブログ


先日の北九州取材にて束の間のお昼タイム。


取材先の店舗ちかくにあった「旦過市場」。


名前は以前から知っておりましたが、訪れたことがなく、今回はじめてお邪魔しました。


そして福岡在住のライターさんから聞いていた「大学丼」も経験。


これは北九州市立大学の学生さんたちがはじめた、市場活性化アイデア。


学生さんと先生たちが運営する、市場真ん中にある「大學堂」さんで白ごはんを盛ってもらい、


市場でおかずをのっけ盛りしてもらうというもの。


さっそく、わたしも試してみました。



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名物の、ぬか炊きをまず。このノリはいいですねえ。取材もひっきりなしだとか。




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天然ブリも入れてもらいました。


ここのおかみさんは長門油谷のご出身。



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一緒にまわってもらった学生さん。笑顔が素敵ですね。


揚げたてのコロッケを入れてもらいました。


これで、およそ700円。


お得ですよね。


この市場をまわりながらいろんな食材をのっけてもらうモデルは、けっこう全国の市場で行われていますが、


北九州の「旦過市場」は地元の学生さんが運営しているのがユニークです。


街と店舗と大学が一体となり、コミュニケーションの拠点となっています。



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「大學堂」さんの2階にあがらせていただきました。2階はギャラリーになっています。


ちょっとしたライブもやるのだとか。


2階からのこの眺めはいいですねえ。

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さて、残念ながら、この市場は再開発地区となっており、近々閉鎖されるそう。


北九州のほかのこのような昔からの市場がいくつか火事になってしまい、風情があるのですが、


やはり人命にはかえられません・・。


再開発後も、人々の密なコミュニケーションが行き交うようなユニークなアイデアを残してほしいですね。



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さて、


先日は、打ち合わせ帰り、東京の新大久保を通ったのですが、


ここは韓流の日本のメッカとして知られた街。


平日も休日も賑わっています。


カップルも、ファミリーも、仲間も、お一人様もいます。


ふと、思ったのですが、


なぜ新大久保に人が集まるのか。


もちろん「韓流」というコンテンツの集積地であることは間違いないのですが、


もうひとつの要素は、「街歩き」の楽しさがあるということ。


「韓流」というくくりがあるとはいえ、


こんなところにカフェがあって、語学教室があって、スーパーがあって、コスメショップがあって、ライブもやってて・・


しかも共通の話題があるので、初めての人でもコミュニケーションが成立します。


ジャニーズさんのライブや、宝塚さんのネットワークもおなじですよね。


ライブの中で、新しいコミュニケーションが活性化されるわけです。


これが大事なところではないでしょうか。


「大學丼」も初めて来た人の「コミュニケーション」のきっかけです。


丼をもった人を孤立させない、各店舗のみなさんの「愛」がそこにあるわけです。


いま街の飲食店ぐるみでさまざまなコミュニケーションイベントが盛んです。


フェイスブックの時代になってより活性化しているように思います。


3・11後の人々の見えない心の空白を埋めていく力もそこにあるように思います。


商店街立地のドラッグストアも多くあります。


大阪のミックさんなどは、商店街コミュニケーション活性化のさまざまなアイデアを実験しています。


ドラッグストアも地域コミュニティの核のひとつとしてますます頑張ってほしいものです。