きのうのブログで、コンビニの生理用品コーナーを取り上げました。
そこできょうは、ドラッグストアを何軒か見てみました。
駅前店舗からショッピングセンターに入っているインショップ型まで。
この写真はインショップ型の売場ですが、
生理用品の定番コーナーにサニタリーショーツがラインナップされています。
デオドラントスプレーからよもぎ蒸しシートまで。
よく揃っています。
サニタリーショーツは有名NB商品のみの扱いでした。
単価は1580円です。
そこでふと思ったのですが、
先日のコンビニは、1280円でしたから、コンビニは、「利便性」とい購買動機の中で、
価格的にドラッグを下回り、ドラッグストアからお客をうばう意図も感じました。
このサニタリーショーツの値ごろ感はどんなものかと思って、
ネット通販などもチェックすると、590円というものまでありました。
「ラインロビング」とは、
あるカテゴリーをそれまでそのカテゴリーのメイン購買チャネルから「低価格」あるいは「品質向上」「機能付加」によって、そのシェアを奪うことです。
もっともシェアチェンジが行われるのはやはり「低価格」です。
サニタリーショーツはドラッグストアからコンビニが利便性と価格をもってラインロビングし、さらには「ネット通販」が圧倒的な価格で、取りにきているのかなと感じました。
顧客にとって価格差を感じるのは25-30%引きといいますが、コンビニの利便性が加われば、多少割引き幅が小さくても気にならないかもしれません。
そうはいっても、まだまだドラッグストアのプライオリティはあります。
NBだけに頼らない品揃えも考える必要があるでしょう。
もちろん、NBの信頼性をしっかりと売っていく方法もあるはずです。
さて、本日見た店舗では、「補正インナー」のラインナップはいずれも貧弱でした。
機能性ストッキングは種類が豊富(*豊富という表現は流通ジャーナルの世界ではご法度ですが、すみませんブログですので・・)でしたが、これはワンプライスショップでも揃えています。
でも「補正インナー」は1-2アイテムのみでした。
ネット通販を見ても、2980円以上が中心で、マルイさんの通販サイトでも5000円近くしています。
これはドラッグストアがラインロビングできる分野かもしれませんね。