年の瀬で、ご多分にもれずばたばたしております。


本日も、ようやく年賀状を書き上げ、いくつか残してしまった原稿執筆デーに充てています。


久しぶりに丸1日自宅で過ごしています。


BGMがわりにときどき音楽やCATVを流しているのですが、


きょうはまずかった・・。



月刊MD編集長(2代目)のブログ


アニマックスで『キャプテン』やってます。5時間放送だそうで・・。


中学野球の元万年補欠のわたしとしては涙なしでは語れない名作です。


この『キャプテン』ですが、すこし大人になって冷静に読むとけっこういろいろと発見があります。


まず原作では4代のキャプテンがいるのですが、


それぞれの特徴を挙げますと、


初代(谷口)・・隠れた努力であるべき「理想形」を掲げ「やってみせた」リーダー。


二代目(丸井)・・凡才ながら、努力型のやってみせリーダーに最大敬意を払いつつ、天才肌の後輩と衝突しながらもつかいこなした。初代に追いつかないと知りつつも努力を続けた。


三代目(イガラシ)・・天才肌のリーダー。1年の時から上を上とも思わぬ短気、直情型。初代、二代の愚直な人間性を学び、後輩にも任すことができる名リーダーに。


四代目(近藤)・・晩成型のリーダー。かつては自分の能力に恃むこと大で自分勝手な振る舞いが多かったが、天才肌リーダーに鍛えられ、視野を広げる。人間的にも成長。


私は、月刊MD編集長(2代目)なので、凡将丸井です。(笑)


初代にあたる主幹は、「やってみせ」型リーダーです。


隠れた努力をしているかどうかは不明ですが・・。でもたぶん凄い特訓をしているはずです。(笑)


この『キャプテン』って実は理想的な組織の引継ぎではないかと思うのです。


というのは、初代が「やってみせ」型の創業者ですと、2代目は大変です。なにをやっても「マネ」にしかならない。


人もついてきません。


となれば初代を超えるためには、自身が「やってみせ」型において初代を超えるか。


はたまた、初代を超える力量を持つ三代目を見出して任せる体制をつくるか。


この2つしかありません。


よって、凡将丸井は、実に「人間的」にふるまいます。思いつきで先代のような特訓をおこなって、部を棄権に追い込む愚挙まで行ってしまいます。


ですが、それは3代目への見事なバトンタッチの方法でした。


天才肌リーダーが率いるにふさわしいチーム選抜(全国大会優勝を狙える)を自身の評価を犠牲にしてつくりだします。


谷口時代は、打倒青葉学院でしたが、二代目の時代に全国大会に出場するようになり、


三代目で全国制覇を成し遂げます。


青葉学院は全国大会優勝校ですから、地区大会はこの強敵を倒さなければ勝ち抜けません。


谷口は、「やってみせ」型リーダーでしたが、元は、青葉の二軍の補欠。


ですが、打倒青葉という目標を掲げ、自らが秘密の特訓で、倒すための「理想形」を示しました。


ときに自分が投手にもなりました。


丸井は、この愚直な谷口魂を引き継いで、三代目とともに全国レベルをはじめて経験します。


失敗もたくさんありました。ですが、この経験が、三代目に生かされます。


まあ、2代目を自覚しますと、『キャプテン』もまた違って見えてきますね。



月刊MD編集長(2代目)のブログ


これは、伝説の対青葉学院特訓「剣道防具装着守備練習」。


いまどきこんな練習なんてありえないんですが、(笑)


このひたむきさ、まっすぐさ・・


「勝つ」ためになにをやるのか・・


ひとりでできないこともチームでやるとできる・・


なにか忘れているものを思い起こしてくれます。


「君の背中に、夕日がさす、ぼくは『ありがとう』とそっと言うのさ・・」


えっと、ちょっと『キャプテン』ワールドに浸りまして、原稿に戻ります。(泣)


いや、ほんと涙とまりませんて。


最後にひとつ大事なことを言い忘れてました。


『キャプテン』は事業を継続していくことの大切さを教えてくれます。