ハイパーマーケットとは、衣食住をワンフロア、または食品と衣住の2フロア構成、低価格帯でまとめた業態です。
とくにアジアの新市場に向けたウォルマート、カルフール、テスコといった外資系チェーンストアの量産(多店舗展開)フォーマットです。生活必需品をワンストップで揃えた業態です。
これは上海体育場( 日本でいえば、代々木体育館か武道館ですかね、8万人収容のスタジアム)にできたセンチュリーマート。
中国最大の流通企業グループ百聯集団がつくったハイパーマーケットです。日本のドラッグストア企業グローウェルさんも提携しました。
同店開発には日本の知恵も入っているそうです。非常に洗練されています。日本のハイパーマーケット業態も、海外に学んだものですから、
「米欧発、日本経由、中国仕様」というかんじでしょうか。
価格帯もほぼ日本と同じです。小分けのパッケージ化も進めています。
上海はどんどん物価上昇だそうです。とくに中国の人にとっては基本である豚肉と豆腐が急上昇していて市民が大変だそうです。
食品は今後の大きな可能性を感じますが、地下のハード系(アパレル、家庭雑貨、コスメ、家電)は、まだ浸透していないかんじです。ここは有力テナントでもいいかもしれません。
中国最大企業集団がつくったハイパーマーケットは確実に進化しています。
とくに食品は同店はかなりの面積ですが、この半分で量産タイプとして通用していきそうです。
ただこれはあくまで日本人のわたしが瞬間でみた感想。今回は地元の方々にいろいろな内実をうかがうことができたのですが、流通専門誌編集記者の宿命とでもいいますか、瞬間芸と生活視点の交差ポイントのありかをさがす視察になりました。
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