ドラッグストアで見つけたウェハースです。
一枚牛乳一本分のカルシウムが含まれているそうです。
40枚近く入っていて、価格は498円。
お菓子として考えると少々高い。
だからお菓子の棚に入れると、ちょっと違和感があります。
健康食品として考えると、リーズナブルですが、こんどは同じ価格帯でより様々な種類があるので埋没しそうです。
棚の立ち寄り率はお菓子のほうが高いですからほんとうは、お菓子の棚に置きたいですよね。
実は、入れ込めばもっといい売場があるように思います。
それは、牛乳と合わせて提案することです。
せっかく、牛乳一本分のカルシウムがあるとうたっているのですから、牛乳と一緒がいい。
というのは、牛乳の購買目的との一致点がある可能性が高いということです。
牛乳の購買目的のひとつに朝食メニューがあるとしましょう。
栄養が一緒ならウェハースが牛乳に勝る朝食における利点はなんでしょう?
ひとつは、時間がないとき、移動中でも食べられるということ。
もう一つは、朝食の食器片付けが楽になること。それこそ、バナナとウェハースならゴミを捨てるだけです。
これで、午前中のチャージができるなら、とても価値があります。
栄養補助ゼリー飲料もありますが、そうじゃない、時間がないときの朝食バリエーションを提案する。
こういうのが、POPでちょっと説明されていたら、それは、ソリューションになるのではないかと思います。
しかも牛乳は、購買頻度の高い食品です。もっとも立ち寄り率が高い売場でもあります。
売場の商品のアドレスを変えて、新しい価値をつくる。
この仮説検証が、小売の醍醐味です。
きゅうに明日からお客様に響くことはありません。提案し続けるということが大切です。
とくにヘルス&ビューティーと食品の融合領域は意外と未開拓です。
どんどんチャレンジしていただければと思います。
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