きのうは、ドラッグストア「フード」MD革新シリーズの一環で、


日本アクセスさんをお訪ねしました。





成田専務(左)と後藤開発戦略部長(右)にご応対いただきました。


食品中間流通大再編の真っただ中で、


アクセスさんも生鮮部門を担当する伊藤忠フレッシュを統合し、1兆円規模の企業になります。


企業規模の大きさは必ずしも企業の優劣をはかるものではありませんが、


強みの「低温物流」を武器に機能卸として食品の膨大な市場の中で存在感を発揮しようとしています。


アクセスさんは、食品という漠然とした分野を3つの市場で捉え直し勝負しようとしています。


1)生鮮


2)フードサービス


3)ロジスティクス


1)生鮮は、惣菜(中食や店内調理)も含みます。ここは従来からの中心市場ですが、総合スーパー、食品スーパーだけではなくドラッグストアも今後有望なチャネルとして認識しています。


2)フードサービスは、ドトール、タリーズ、スタバ、実は3大コーヒーチェーンはアクセスさんが担当しているんですね。全体で20兆円規模といいますから、実は外食業界もかなり巨大な市場です。


3)ロジは、今後とくに利益を稼ぎ出す分野です。アクセスさんは小売の店舗オペレーションとメーカー販社の効率化を狙った一気通貫の体制を築くことで差別化を図ろうとしています。


ちなみにこの3つの領域は全体で80兆円規模となります。


従来は、食品流通市場は30兆円と言われていました。30兆円の中で自分たちのビジネスを考えていたということです。


ですが、再編後、さまざまな機能を付加していくことで、80兆円市場とスケールを捉え直し、その中で存在優位を持てる役割をどう担うかを考える。食品流通企業はスケールが大きいですね。


今回の取材の中心は、日本アクセスさんがすすめているトリプルA(アクセス、アルフレッサ、あらた)の事業進捗と展開についてうかがいました。


これはまさにドラッグストア対応の取り組みです。


アクセスさんならでは戦略が次々とスピーディに水面下で打たれています。


ドラッグストアもまたこれらの動きをキャッチアップしていくことが必要ではないかと思います。


世界の原材料調達市場でたたかう企業はやはりスピードと機動力が違います。


わたしも大変勉強になりました。


詳細は月刊MD11月号、12月号連続特集にて!


かなり面白くなってきています!



月刊MD編集長(2代目)のブログ