韓国の地域経済活性化を目的とした展示会に来ています。
日本からも大勢のバイヤーが訪韓しています。
それに先立ち、韓国政府知識経済部貿易委員会常任委員の金京洙氏のインタビューがありました。
日本でも人気の韓国コスメは、この5年くらいブームが続いていますが、
金氏によれば、実は
明洞を中心とする「観光×コスメ」のスタイルは、日本人によって見いだされたということを強調されていました。
つまり、日本人の買い方、価値の見つけ方を観察し、民間が主体になって大きな花を咲かせたということです。
かつては、中小企業中心のコスメ産業でしたが、設備投資旺盛な大企業もどんどん進出し、業界全体のクオリティがあがったといいます。
金氏は、むかし200ものコスメ企業が集まる工業団地を観光化しようとしたそうですが、官主導では、限界があることを痛感したそうです。
ここからサポートに徹する考えに政府も路線を変えたそうです。
金氏は、
日本のコスメブランドは、アジアでもトップクラスのクオリティと人気を誇り、また消費の方法も世界をリードしている。この観察をどう生かすかが、大切だと言います。
意外と日本人自身が、日本人を知らないということが、あるような気がします。
「観光×コスメ」というジャンル開発もそのひとつ。
他国の視点を通して、自身を見直す…これは、今後のビジネスにも重要な示唆を与えているように思います。
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