これもループスの斉藤社長に教えていただいた事例なのですが・・。


http://matome.naver.jp/odai/2131064821209205501


米国の「4food」というハンバーガーチェーン。


iPadで登録しておくと、マイオリジナルバ―ガ―が注文できてしまうというサービスを開始。


中でもユニークなのは、自分のオリジナルレシピを登録しておくと、ほかのお客様も食べることができ、


アフィリエイトの仕組みで、1個売れるごとに25セントがその人に入ってくるというサービス。


うーんこれは面白いですね。


たとえば、ドラッグストアでも、オリジナルの石鹸や化粧水づくりというサービスを開始しているところがあります。


また「夏バテにはこれが一番!」みたいな、我が家の秘蔵レシピの健康ジュースなどもありますね。


これを、お客様から募って、販売代行する・・そして店舗のオリジナル武器を持つ。


ソーシャルネットワーキングサービスでお客様を参加させる方法は、こういうのもあるんですねえ。


アパレルのTシャツデザインなどもありますが、


スーパーマーケットも宝庫ですね。


おはぎなどの和菓子


我が家のお漬物


マイビネガー


マイマスタード


マイドレッシング


干物・・などなど


これらは、実はお客様が家庭でつくっているオリジナルのほうが、びっくりするような美味しいものだったりします。


むかし、フランスのディジョンという街にいったとき、ここはマスタードの本場なのですが、専門店にいくとそれこそ50―60種類のマスタードが置いてあって、しかもそれは、その店舗がすべてつくっているのではなく、お客様の家庭用レシピが活用されているという話をきいたことがあります。


当時はあまり詳しくはききませんでしたが、たぶんアフィリエイトの仕組みもあるのでしょうね。


地方のすぐれたスーパーにいくと、地元の漬物名人さんのコーナーを設けている店舗もあります。


このような、お客様を巻き込んで、店頭を活性化していく仕組みをサポートするものとして、ソーシャルメディアは益々活用されていくでしょう。


いま店頭では、生産者の顔が見える売場が増えてきました。


こんどはわが店のユーザー兼参加者を見せる時代なのかもしれません。


「うちの母の漬物は、あのスーパーさんに置かせてもらっていて、いつもランキング1位なんだよね。これでうちの母も孫にお小遣いをやれるって喜んでますよ(笑)」


漬物は石鹸に置き換えてもいい。そうすればドラッグストアです。


こういうことがどんどん生まれてくるかもしれませんね。


ループスの斉藤社長さんの言葉をもう一度、


「オンライン2オフライン、オンラインの爆発的な技術を、オフライン(店舗)に持ち込んで、「わお!」と思わせる感動をつくれるか」。


クックパッドレシピを売場に持ち込んで紹介するだけでは、「わお!」になりません。


これまでご紹介したように、韓国のテスコ、米国のメイシ―ズはやはり「わお!」でした。


しかし大事なことは、「信頼のない店舗」に「わお!」を持ち込んでも意味はありません。


韓国テスコの地下鉄ストアも、テスコの店頭とおなじレベルの商品が届くという「信頼」がなければ、ただの一過性の販促です。


帰り際に、牛乳を注文して、翌日夕方に牛乳が自宅に届く。でも賞味期限が残り1―2日しかない商品が届けば、次は注文しないでしょう。


細かいですが、店舗の信頼はこういう小さなことの積み重ねです。


店頭に「わお!」をどうつくるか?


皆さん、お知恵を持ち寄ってやりませんか?