最近、私自身がこれをちょっと買いたいだけなのに、


なかなか手に入れられないのです。まさに漂流しておりました。




実名を出してまことに恐縮なのですが、




最近「ザプライス」にかわったイトーヨーカ堂さん、マックスバリュさん、セブンイレブンさん、ローソンさん、まわってみたのですが、




見事に「写真プリント用紙」の扱いがないのです。




つまりたまたま欠品しているということではありません。




あまりに続いたので、たぶんなにか理由があるのだろうと思います。




1)メーカーの販売チャネル政策が厳格で、家電チェーンや総合スーパー以外は置かないようにしている




2)そもそも家庭用の写真プリント用紙なんてニーズがない




おそらくこの2つのどちらかと思うのですが、皆さんどう思われますか?




1)だとすれば、たいしたものですね。




100円ショップとか行ったらあるんでしょうかね?ドラッグストアではクリエイトエスディーさんが1SKU用意してありました。




2)家庭用プリンターの普及率を考えるとニーズはそれなりにあると思うのですが・・いくらスマートフォンやHDDで保管していても、写真プリントアウトのニーズというのは根強いと思うのですが。




まあザプライスさんやマックスバリュさんなど食品スーパーの文房具売場であればあきらめもつくのですが、コンビニはちょっと納得しがたいなと思います。




で、コンビニの雑貨売場をあらためて見てみますと、




あきらかに写真プリント用紙より購買頻度が低そうな、MDやビデオテープなんかが置いてあるわけです。まあ百歩譲ってもそれらが、写真プリント用紙より購買頻度が高いとしても、1SKUぐらいあってもよさそうだなあと思うのですが・・。




もう一度1)に戻りますが、もし消費者ニーズがあるのに、メーカー政策で扱えないとするのなら、小売業は断固揃えるべきです。




かつてコストコが、日本でも数年前ブームになったクロックスがまだ日本に上陸していない頃、わが店のお客様のニーズに応えて扱おうとしました。ところがクロックスは安売りを嫌って直接の取引をしませんでした。




まあ米国チェーンコストコもこういうパワーバイイングを仕掛けてくる側面はあります。




そのときコストコはどうしたか?




バッタもの、パチモンを売るのではなく、並行輸入で仕入れて堂々と売りました。




供給側の論理ではなく、わが店の顧客のために揃えるというポリシーが徹底しているわけですね。




コストコの話はともかく、




まあ単純にわたしが思っているほど、購買頻度が高くないのかなあと思ってもみたのですが、




家電チェーンさんに聞けば、インクと写真プリント用紙は利益のとれる消耗品と言っていた認識があったのですが、




これはもう古い話なんでしょうかね・・。




スペースをとらず、整理もしやすい、みんなデジタル機器のなかにのみ思い出をおさめているんでしょうか?




逆にいえば、ファミリーユースの高い、食品スーパーのレジ脇で「ついで買い」「そういえば切れていたっけ買い」商品として打ち出せば、乾電池に及ばないまでも、200%ちかい交差比率が出る商品になるのではないかと思っているのですが、どうでしょう。



追記
嬉しいことに、読者の皆様より、貴重な情報をいただきました。

1、100円ショップは、扱いあり。サイズ充実。自分が最近行かないところだったので、やはり見落としてました。生活雑貨系で、かゆいとこに手が届く品揃えは、やはり100円ショップですな。

2、セブンイレブンさんは、コピー機のプリントアウトサービスに誘導するため置いていないのではないか。スーパーさんも現像用自販機は置いているので、たぶん、この出入り業者さんとの契約で多分扱いができないんですね。

漂流したかいあって、勉強になりました。心より感謝!