きのうは、久しぶりに東大の大澤先生を訪ね、イノベーションゲームに参加してきました。




http://ameblo.jp/md-editor-in-chief/entry-10876482867.html


(イノベーションゲームとは?前回の震災編はこちら)




今回は、東大工学部の各先生方の研究テーマ(要素技術)を組み合わせて、「課題設定」し「ソリューション」をプレゼンし、ロール(買い手)となって評価するというものでした。




いつもは、これらの3つの役割は個別に設定されるのですが、今回は、一人が、3つの役割を担いました。




その意味では、またイノベーションゲームの新しい方法を体験できました。




東大の先生方の、研究テーマは、ほんと難しい(笑)。




「複雑流体力学」「波動方程式」「量子ビーム」・・。うーむ、まったく想像がつきません。




わたしの頭ではまったくその技術のすごさについては理解できませんが、




それでも東大の若い学生に交じって、頭をつかうということは刺激になります。




でもこういうテーマを研究されているからこそ、日本の基礎研究レベルはやはり高いのだろうと思います。




問題は、その技術テーマを、具体的な社会的ソリューションにつなげられるかどうか。




これがいわゆるビジネス世界、政策立案の世界に問われています。







月刊MD編集長(2代目)のブログ



これが、きのうのゲームの成果です。




流通分野にいるわたしが、なぜこのような企画に参加しているのか。




これは以前のブログでも書いたのですが、




この「イノベーションゲーム」が優れた「チャンス発見」のツールだと思うからです。




たとえば、




月刊MD7月号では、店舗のコミュニケーションポイント(CP)ということで、店舗のあらゆる消費者に対する接点を抽出しました。




その数は、全部で121。




これを、小売業の要素技術に見立てます。




そして、各要素技術を組み合わせて、課題提起とソリューションを提案します。




それを、ロール(高齢者、OL、若いママ、サラリーマンなど)が評価して、買物をします。




そうすると、CPを組み合わることで、意外な顧客層に支持されたり、従来のCPの組み合わせ方が、想定ターゲットに支持されないことが起こりえます。




非常に実践的なOffJTに使えるツールだと思います。




これをゲームでやることが大事だと、大澤先生は言います。


ゲーム感覚でやることで、普段見過ごしてしまうような新しい関係性を見出すことができると。







月刊MD編集長(2代目)のブログ



今回は夜に及んだので、ビールも入りました(笑)。お酒が入るとさらに発想は柔軟になる・・?これは大澤先生のポリシーでもあります。




複数のイノベーションゲームに参加させていただいたおかげで、流通の現場に必要なゲーム運用方法がようやくつかめました。




あとは、一緒に開発していける流通企業のパートナー選定です。




これを店長、バイヤー、パートアルバイトさんでやって、さまざまな比較検証をすると、わたしは飛躍的に店舗の「CP」活用力、「IDPOSデータ活用力」が伸びると考えています。



また、メーカーの営業マンの皆さんも使えます。CPに加えて、メーカーさんが様々提案する販促企画を要素技術に加えます。前回実績や、新企画がはいれば、よりリアルで、面白くなります。また、新しい販促企画が、生まれるでしょう。

このイノベーションゲームは、大澤西原研究室の知的財産であり、商標登録されています。そのゲームの真の活用は、先生方のお力が不可欠。流通企業の新しい産学連携を提示したいと思います。

これから具体的な形にしていきますので、乞うご期待!



実行力のあるチャレンジ精神あふれる企業のエントリーをお待ちしています。