「金を残す人は下、仕事を残す人は中、人を残す人は上」だったかな。
先日お会いしたある企業のトップ。創業家の2代目ですが、この言葉を先代からよく言われたそうです。
その方もうろ覚えだったのですが(笑)、たしか後藤新平の言葉。
満鉄総裁などを歴任し、関東大震災後の帝都復興事業など難局を類まれなリーダーシップで牽引した人です。
莫大な遺産、優れた業績に勝る価値は「人をいかに創るか」ということなんですね。
座右の「サンクチュアリ」にもあったなあ。
「人がつくれなくなった時代に人を創ろうと思います」・・。
2代目トップにお会いしてこの言葉をきいたとき、大いに考えさせられました。
月刊MDをつくる先に読者の皆さんがいるのですが、その読者さんにどうなってもらいたいのか?
たとえば、ある企業のトップが、
「うちの店長は月刊MDの熱心な読者です。おかげでわたしは安心してかれに店舗を任せられるし、パートアルバイトさんの信任も厚い。わが社の宝です」
と言っていただけるかどうか。
ひとつの企画がそこまで考えてできているかどうか、タイトルだけの見かけ倒しの企画、中身がなく自己満足に陥っていないか・・
ドラッグストア業界の「人財」をつくる・・これがやはり月刊MDの大テーマ(ビジョン)であることを痛感しました。
時宜を得たひとつの出会い、言葉はほんと大切ですね。感謝です。