ことしは例年以上に盛り上がりを見せた「父の日」商戦。


毎年、「母の日」に隠れていましたが、


ベストファザー、イクメンといった言葉が一般化するにつれて、「父の日」も重要なイベントになっているようです。


ドラッグストアでも、


母娘から父へのギフト需要にうまく乗ったところは、かなりの売れ行きを示したようです。


男性化粧品の詰め合わせセット(フェースタオル、制汗デオドラントなど)で1000-2000円くらいのお得なオリジナルパッケージが売れ筋だったそうです。


うちの近所でも、ちゃんと「父の日」ギフトを打ち出していたドラッグストアと、まったく関心のない店舗ではずいぶん賑わいが違いました。


すこしグレードの高い、シェーバーや電動歯ブラシ、歩数計も売れたそうです。


やはり「お父さんがきれいでかっこよく」いてほしいわけですよね!


もちろん、手料理やお出かけなど、モノより「コト」消費の昨今ではありますが、


お父さんを清潔でかっこよくしたい!というのも「コト」消費だと思うんですよね。


東急ハンズさんでも、


スカルプ系シャンプーセットから、美顔グッズ、アロマグッズが人気でした。


店頭でしっかり売れ筋ランキングもやってましたしね。


このあたり上手です。



月刊MD編集長(2代目)のブログ

これはニトリさんですが、ギフトパッケージをあえて打ち出さなくても、

定番にスポッターをちょっとつけただけで、


お父さんに「ビアマグ」を送ろうか!という気付きを与えますね。


ドラッグストアの定番コーナーには意外とこの方法が少なかったです。


催事を大々的に行わない店舗でも、定番スポッターをつけて、「いま無料ラッピング中」と案内するだけでも、十分な訴求になります。


「母の日」のしまむらさんや無印さんもこの方法でした。


ドラッグストアで「父の日」需要を取り込むと、消耗品を継続して買ってもらえるきっかけをつくることになります。


そうなると店舗オリジナルサービスを付加することが不可欠です。


お父さんが次に替刃やフェースタオルを購入する際の特別割引クーポンをつけると次回来店を促せます。

ダイエットや健康ドリンクのお試し券なども効果的ですね。


これもコミュニケーションポイント(CP)の連動、組み合わせです。


ちゃんと実施している店舗はあります。クーポン引き換え率が楽しみですね!