短い出張でしたが、いろいろ収穫がありました。
テーマを整理して、すこしずつこのブログでもアップしていきたいと思います。
これは上海の西の新興住宅街のひとつ。中山公園の駅隣接ショッピングセンター(SC)です。
上海は不動産バブルで、このあたりの物件は10年前と比較して5倍です。
2000万円で買っていたら1億円になっているということですよね。
いろいろな抑制策を行っているということですが、まだ熱は冷めていないかんじです。
さて、ユニクロはすっかり上海で市民権を得ているようで、
少し前は、ブランディングのために高い賃料で一等地出店を行っていましたが、
もちろん旗艦店はそのままですが、ブランドが確立したあとは、いくつかの店舗をリプレースメントしています。
H&MやZARAなどファスト系と比較すると、品質のよさ、またおじいちゃんおばあちゃんでも着れるという客層の広さ。
また上海にきたばかりの学校出たての若い世代が最初にオフィスに来ていく服としてとても重宝されているようです。
伊勢丹の前のユニクロも賑わっていました。
ひとつの都市にドミナントを築くというのは、チェーンストアのセオリーですが、
アパレル系、ワトソンなどドラッグストア、コスメチェーンはもちろんのこと、
ベーカリーや飲食店も、まずはドミナントとフラッグシップ(旗艦店)による「ブランド認知」が、大切ですね。
ベーカリーもシンガポール系の「Bread Talk」、日本の「ICHIDO」、台湾系の「85℃」でしのぎを削っています。
*「一度」に対して「85度」というのも面白いですね。
家電も大型家具店も、レストランも、カルフールも、デパ地下も、あらゆる生活要素のテナントが入っています。
もちろん化粧品も、高級ブランドではありませんが、一般コスメ、専門店コスメは揃っています。
主通路にそれぞれのブランドブースがあって、
まわりを、アパレルやコスメチェーン、アクセサリー店がかためています。
セオリー通りのいいリーシングですね。
ここは、長沙の「楽和城」というSCですが、H&Mはもちろんのこと、
日本でも4月に渋谷のスペイン坂下やイオンレイクタウンなどでオープンしたZARAの姉妹ブランド「BERSHKA」のほか、日本未上陸の同じインデテックスグループの「PULL&BEAR」も出店。
この「PULL&BEAR」は欧州では20-30代のクール系ブランドとして人気です。
Facebookでもストアオープニングパーティなどの様子がアップされています。
長沙は800万人都市で、黄金のトライアングルと言われる株州市、湘譚市を入れると1500万人経済圏ですから、成長著しい。やはりグローバルカジュアルアパレルチェーンは面の押さえ方がはやいですね。
ユニクロも日本代表として頑張ってほしいですね!