昨晩、雨の上海に着きました。そのまま日系日用品メーカーのグローバルSCMのトップと会食。
中国における消費財のネット購入率の伸び、新興国への中韓の投資状況など、情報交換させていただきました。
むかし、「バスに乗り遅れるな」という言葉がありました。
時勢の先手を打つということですが、世界史では、ヒトラーの例が有名です。
どん底のドイツを復活させ、英仏の二強を組み伏せるような外交を華々しく展開しました。日本の軍首脳、外交トップもこのドイツを見たら、ヒトラーのバスに乗り遅れてはいけないと考えてもおかしくありません。
このあたり、三好徹さんの名著「興亡と夢」に詳しいです。
ヤングジャンプに連載された異色の昭和史ですが、文化史、生活史を絡めて世界史の視点で描いているところが秀逸です。
さて、ちょっとずれましたが、この「バスに乗り遅れるな」という心理というか、社会現象は、凄まじいパワーを持ちます。とくに消費や投資はそう。ゆえに、皆が先手をとろうとします。これもひとつの成功のパターンですからね。
でも、たぶんほんとに賢い人たちは、皆がバスに乗り始めるころ、別のことを考えている。皆が乗ったのを見届けて、丁寧に手を振ってくれていたりする(笑)。
小売流通サービスの新しいかたちをみるたびにそんな思いにかられます。
なんか、とても抽象的になりましたが、インテリジェンスでご飯を食べるとはどういうことかを、痛感した昨晩の宴でした…。
美羅城のショッピングセンター(SC)にあるセガミさんの店舗。
フランフラン、無印など日系チェーンブランドが集まっています。
化粧品にもうすこし特徴が出てくると、面白いですね。
単発出店では限界がありそうです。
こちらは、「アスタリフト」を前面に打ち出すなど、中国でも急速に伸びている敏感肌用化粧品需要にこたえています。
スタイリングのサンプルを行っていました。
AKB風の女の子が配っています(笑)。
中国の若い男の子も清潔、おしゃれであることが、重視されているようです。
若いママさんたちも小さな子供に「たくましさへの回帰」を願っているそうです。
日本と変わらないですねー。
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