店舗の外観(ファサード)は、コミュニケーションポイント(CP)の中でも、とくにストアロイヤルティ(目的来店性)を高める重要なポイントのひとつですね。
これはスギ薬局さん。
この「くすり」は特徴的ですね。どこからでもスギさんとわかります。
ロードサイドタイプチェーンは、このボックスタイプによる「何屋」さんかをアピールする方法をとるパターンが多いですね。
紳士服チェーン、自転車のあさひさなどの専門店チェーン、イトーヨーカ堂さんはじめ食品スーパーさん、外食チェーンもそうです。
これはコスモスさん。
これもとてもわかりやすい「ストアロイヤルティ」。
かつての「スーパードラッグ コスモス」よりも、
「ディスカウント」を前面に出した方が、お客様にとってはわかりやすいですね。
「365日毎日安い!」
これも明確なお客様へのメッセージです。チラシをまかなくても大丈夫ですね。
ドラッグストアでは、何を店内で扱っているかを、ファサードやのぼりでアピールすることが多いのですが、
このクリエイトSDさんの統一マークはわかりやすくていいですね。*のぼりもCPのひとつです。
ロードサイドは、「わかりやすさ」をメーンに打ち出しますが、
街中では、こんなメッセージも。
九州新幹線開通を機に、大リニューアルをした博多駅前の大賀薬局さんでは、
「旅行・出張の忘れ物は?」
「出張前の元気一本!」
「顔そりやっています」
九州最大のターミナル博多駅前ならではの伝え方。
CP的には、外観(ファサード)ではなく外壁(ウォール)の使い方なのですが、
この3つのメッセージ配置と、シースルーウォール、オフィス街にとけこむ外観はとても上手です。
街中では、従来のCI「コーポレートアイデンティティ」スタイルを変えないで出店するマツキヨさんもありますが、
こういうパターンも方法として考えておくと、新たなストアロイヤルティを築くことができますね。