月刊MDでは、昨年10月号のアジア特集以来、中国、韓国、タイ、インドネシア、マレーシア、香港、フィリピン、シンガポール、台湾、ベトナムといったアセアン諸国在住の方と連携し、情報網をつくってきました。
6月号からは、これらの地域を中心にコスメやヘルス関連の情報を定期的にアップしていく予定です。
ただ月刊MDは「マンスリー」の雑誌なので、タイムラグがあり、ホームページなどもうまく活用できればと思っています。
またこのアメブロでも様々なアジアの情報をお持ちの方がいらっしゃるので、うまくつながっていけるとよいなあと思います。*情報、ご寄稿ウェルカムです!
経産省もようやく「流通」の輸出に対する法整備や環境づくりへ具体的な施策を打ち始めました。
以前、法政大学の矢作先生のご紹介で、経産省でこれらの下準備をされてきたエキスパートの方々の会合にも参加させていただいたことがありますが、「アジア」流通はまさしく未開の沃野です。
しかし悲しいことにその経産省管轄の原発問題で、世界における日本ブランドの信頼が揺らいでいます。なんたる皮肉かと思います。
ですが、現地在住の方からすれば、やはり日本の持つ技術力は期待されており、原発風評は時間がかかるかもしれませんが、なんとか最小限に食い止め、日本ブランド復活ののろしをあげたいものです。「流通」もそのブランドの一翼を担えるようになれればと思います。
さて、今回は、韓国レポートの一部をご紹介します。レポーターは元CJオリーブヤングのユン氏です。
これは、ゼニック社のマスクシーツの自動販売機です。
さすがコスメ大国ですね。わたしも韓国出張のときは、よくマスクシーツをまとめ買いしますが、自販機まであるとは。
現在韓国で一番人気のあるビューティーアイテムはゼニック社の「ハイドロゲルマスクパック」だそうです。
昨年の韓国のリサーチ専門企業のカンタワルドパネルと CMNが共同で進行した「韓国のベスト化粧品」マスクシーツ部門で 1位。同商品は、市販チャンネルでも 19.3%のシェアで 1位を占め、通販を含めた 全体チャンネルでも 12.7%のシェアで 1位になったそうです。
韓国は、テレビホームショッピングが発達しており、CJOと現代の2大チャネルでもロングセラーになっています。日本でも、QVCジャパンが入れているようです。
日本のドラッグストアの店頭でも、いまや低価格帯から高価格帯までマスクシーツが並んでいますが、人気ですよね。
月刊MD筆者の工藤さんも主婦仲間と新大久保のショップに買い出しに行ったようですから、すごいです。
アジアナンバーワンドラッグストアの「ワトソン」もマスクシーツはPBで固めています。
購買頻度が高く、リピート率も高い、しかも高粗利益。低価格から高価格帯までブランドがあるのでターゲットも広い。
また1品からでも買える気軽さとまとめ買いを促す大容量パックまで揃えることができます。
店舗からすれば、少ない品目で豊かなバリエーションがつくれる貴重なアイテムと言えます。
さすがに日本では自販機はないでしょうが、最近はファンケルさんやプロアクティブさんも自販機を出しているので、注目すべき動きではあります。
ただ、ただいま日本は電力不足ですから、ちょっと踊り場になっていますが・・。