先日の関西出張の折、彦根の平和堂さんに立ち寄りました。
6月に湖南平和堂さんをご訪問することになり、その手配の御礼を兼ねて伺いました。
(*赤尾さん、藤田さんお忙しいところありがとうございました)
湖南平和堂さんは、中国の湖南省長沙にある現地法人で、以前テレビでもとりあげられましたが、
大変な繁盛店となっています。
現在は3店舗を展開し、業績は依然好調です。
4年ほど前に、一度お訪ねしたことがあります。
ちょうど10周年記念イベントで、店舗内に大きなケーキがもちこまれ、お客様にふるまうという光景に出会いました。大変な賑わいで、同店が長沙において着実なブランドを築いていらっしゃるなと感じました。
ちなみになぜ、平和堂さんがこの地に店舗を構えたかというと、湖南省と滋賀県は「湖」つながりで姉妹都市協定を結んでいるそうです。洞庭湖と琵琶湖ですね。
中国の流通に関しては、北京、上海、広州あたりまではいろいろな情報が入ってくるのですが、内陸部の都市に関しては限られてしまい、今回はあらためて平和堂さんを起点に取材をさせていただく予定です。
湖南省、長沙は毛沢東ゆかりの地であり、内陸都市の中でもポテンシャルの高さを期待されています。
ブログでも以前書いたことがありますが、
平和堂さんは京滋、北陸エリアにドミナントを築く総合スーパーです。
同社は創業以来、小売流通業として地域社会への貢献というポリシーをとくに大切にしてきた企業の代表です。
ほんの一例ですが、琵琶湖の環境汚染をとめるために、水を汚さない石鹸をストアブランドとして展開しました。
このストアブランドは地域生活に深く浸透し、「日々の生活=環境貢献」という素晴らしいサイクルを生み出しました。
これが本当の「多店舗であることが顧客にとって個店に勝る価値」だと思います。
平和堂さんはことさら「わが社はこんなに環境対策をやっています!」とは言いません。
さりげなく、でも確実な活動を行っています。
こちらは、平和堂さんのヘルス&ビューティ分野の新しい取り組みのひとつ「COCORO」。
これは、若い世代をターゲットにトレンドのコスメと美容グッズをまとめています。
もちろん「モバ美(ビュー)」もあります。
現在6店舗です。
平和堂さんはもともとヘルス&ビューティ分野は強みのひとつ。
かつて取材で何度かお話をうかがった奥井さんは、お客様とのリレーションシップ、美容部員教育、メーカーとの協働活動において業界にその名を知られる方でした。
現在は店長として最前線に立たれています。
試食販売を積極的に行い、お客様にカレーをつくってふるまっていらっしゃるとか。
5月には柏餅を予定しているそうです!ご活躍の姿が目に浮かびます。さすがです。
その意味では、この新業態のネーミングは素晴らしい。
連綿と続く平和堂さんのおもてなしの「心」を若い世代に伝える「COCORO」として成長してほしいですね。