月刊MDの筆者のひとり松村清先生から、
被災現場で奮闘する小売業の皆さんへ激励のメッセージが届きました。
原発事故を必死で食い止めている皆さんと同じく、
風評被害に負けず生産を続ける皆さんと同じく、
被災地から必死で元の生活に戻ろうとする皆さんと同じく、
愛する家族や友人たちを喪っても、地域のために営業努力を続ける皆さんこそ
真の「HERO」だと。
1800年代に欧州で死の疫病が発生したとき、ある町では、医者も逃げ出しました。
ところがある一人の薬剤師は、町にとどまり、薬を提供し続けました。
この話をきいて感動したウォルグリーン氏は、
「われ天職を得たり」と語ったそうです。
大型ハリケーンが襲った時も、カリフォルニア大地震のときも、
ウォルグリーンは営業を続けました。
9.11でNYがパニックになったときも、
デュエンリードは営業を続け、救急医療の場を提供し、
従業員たちは輸血要員にもなりました。
いまでもNY市民は、消防士らとともに、彼らを「HERO」と呼ぶそうです。
松村先生は、こう結んでいます。
「Better Days are Coming」(よくなる日が来ることを信じて)
「We Shall Overcome」(我々は困難に打ち勝つ)
これが彼らの合言葉だったと。