ずいぶん間があきましたが、

私の好きな風景を。


朝方、コーヒーを飲みながら、ゴルゴのベストを挙げていたら、

半日、また読み直してしまいました・・。


気づけばなんという贅沢な時間をすごしたのだろうと思いました(笑)。


たまにはいいですよね。あすからの英気を養ったということで。



月刊MD編集長(2代目)のブログ

わたしは工場街というか、工場の真ん中にある社宅で育ちました。

なので、ゴォーという工場独特の轟音がほんと子守唄みたいなものです。


ちなみにこれは、出張のときに山陽新幹線の車中から撮った、徳山のコンビナート群。*いまは周南市なんですよね。


工場萌え系の人からすれば、工場車窓ベスト5に入る場所のはず。



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出光さんのコンビナートが中心です。

海が目の前で、瀬戸内海の絶景と工場のコントラストが絶妙です。


子供のころ、秘密基地をつくった記憶はだれでもあると思いますが、


工場の社宅っ子たちは、やはり工場に潜り込みます(笑)。


だいたい悪い先輩はどこでもいるもので、よく抜け穴を知っているわけです。


刑事ドラマの銃撃戦で使われるような古い工場や、倉庫・・当然エロ本も落ちている(笑)。


強烈な印象が残っているのは、海に続く線路!!。


たぶん、船からトロッコみたいなものが出てくるんでしょうね。


もうそれはながく使われていなかったようでした。


コンテナ港みたくガンタークレーン(愛称キリン)はなかったのですが、


この唐突に現れる線路は、ほんといまでも思い描けます。


中学のころは、宇部市というところにいたのですが、


受験生のとき、勉強をするふりをして、夜中こっそり家を抜け出し、


厚東川の河口沿いを自転車で走りました。


明け方前の一番くらい時間、プラント群はほんとクリスマスイルミなんかカスに(失礼)思えるほど美しく、

ぼぉーっと、ただひたすら見つめていました。とくに冬は蒸気ももうもうと出て、NY気分(そのころは知らなかったけど)。


で、日の出のころ家に帰るわけです。


考えてみると、かなり変態ですねえ(笑)。でも健全な夜遊びだと思っていました。


尾崎っぽいように見えて、まったく違うことをやってました。


田舎者だし鈍感だったから自分を縛っているものなんてわからなかったもんなあ。


いまでこそ、廃墟だとか工場だとか高速のインターチェンジとか、高架下とかいろんなフリークがいますが、

*ちなみに東大のシステム創成学の大澤先生は高架下フリーク!探検隊つくっています。


たぶん火をつけた人たちは、そういう子供の時の郷愁みたいなものがあるんでしょうねえ。


でも工場夜景サミットとかクルーズとか、なんか市民権を得たというか、観光利用などで表舞台に出てくると、


参加したい反面、ちょっとした淋しさも。


自分だけの密やかなる楽しみを奪われた気持ちになるんですね。


よく羽田からのモノレールの車窓に広がる工場というか倉庫街も休日ほどいい。


だーれも歩いていません。


ときどき無性に、だれもいない倉庫街にぽつんと居てみたくなります。


過去の郷愁なのか、現実からの逃避かわかりませんけどね(笑)。


ネット時代ですから、こういうのが好きな人すぐ探せるかしら?


だれかいっしょにいきましょう!