日曜ですね。


エクスマの藤村先生のイントロは好きですねえ。


わたしもコーヒーを飲みながらいつも先生のブログを拝見しております。


きのうは、川崎の「尻手」から武蔵野線経由で「吉祥寺」まで

帰ってきたのですが、なにげに遠かったです(笑)。


月刊MD編集長(2代目)のブログ


立飲みの「新川屋」さん。いい味出しています。おつまみもぜんぶ美味しい。


商店街の酒屋さんではサバ缶を肴に、おっちゃんたちがくだを巻くというのが正しい立飲み。


むかーし、丸ビルがリニューアルされたとき、皇居を見下ろす位置に飲食街&立飲みがはいっていて、


スーツ姿のトレーダーたちが、億単位の金の話を肴になんていうネタがありましたが、あれまだあるんですかね?


さて、マイベストなんですが、


内戦化しているリビアのニュースを見ていた時に、不謹慎ではあるのですが、


「そういえばカダフィ大佐ってゴルゴ13に何回くらい登場したかなあ」と思ったのが、きっかけ。


ちなみにコクミンの社長さんもゴルゴフリーク。こんどじっくり盛り上がりましょう!


ということで、休日ネタの「マイベスト」です。第1回は「ゴルゴ13」。


上位5本は優劣つけられません。ベスト5という位置づけです。


1)『2万5千年の荒野』

オールドゴルゴに位置する名作。原発事故をすくうために、冷却水パイプ管を打ち抜く。

猛烈な熱風と放射能汚染の危険の中、原子炉の設計者とともに入り込み、原子炉と運命をともにする

設計者の最後の一服に火を差し出すゴルゴ。このカットはしばらく私の携帯の待ち受けでした(笑)。


プロフェッショナルとはかくあるべきと思うのが、

『檻の中の眠り』『60日間空白への再会』『死闘ダイヤカットダイヤ』『臆病者に死を』など。


2)『ロックフォードの野望』

ロックフェラーやロスチャイルド、華僑、世界の金融資本ウォーズを背景にしており、この作品で、学生のころ

なんとなく世界がわかった気がしました(笑)。

続編のブレジンジャー(ロックフォード家の参謀)との闘いも面白かった。というより、ふつうなら彼まで始末するはずなのに、ないということは続編がいつかはあるのだろうと期待しています。


政治もの系は、『査察シースルー』『最後の間諜ー虫ー』など冷戦時代の話も壮大でいいですね。


3)『最終暗号』

一方からの計算は容易なのに、片方からは無限の計算が必要(素数)という「最終暗号」をモチーフにした作品。

数学なんててんでだめな私が、もう一回数学を勉強したくなりました(笑)。でもこの影響で数学者の書いた本をけっこう読むきっかけに。


情報戦争を扱った作品は、『情報遊戯』や金融工学を扱った『砂上の帝国』などもよくて好きな分野だが、これは群を抜いている。


4)『涙するイエス』

これだけで映画になりそうなプロットが秀逸。ある連作絵画(このデューンの世界観も素晴らしい)をめぐる3人の思惑が交錯し、最後の最後までどんでん返しが楽しめる。そのどんでん返しも、日本のバブル崩壊やナチス略奪による財産返還など歴史的事実と絡めており、「ストーリーとはこうつくるのか」と毎度感心させられる作品。


歴史ものは、『SFZスファルツァンド』もヒトラーとフルトヴェングラーの邂逅を絡めており、これも素晴らしい。

『すべて人民のもの』もロマノフ王朝の遺産を絡め、ルーツものの中ではベスト。


5)『白龍昇りたつ』

極限下の狙撃ものの中で、もっとも好きなもの。極冬のチョモランマ越えが舞台。

「極地法」(大人数でサポートし最後の2人を登頂させる方法)ではなく「アルパインスタイル」(個人能力の極限化)という方法を知った作品。


極限ものは『イリスク浮上せよ』(深海)、『軌道上狙撃』(宇宙)などいろいろあるが、『白龍』はラストの一コマの素晴らしさがやはり光る。