名古屋に移動中です。

新幹線の中は普段は読書です。*ときどき原稿も書きます。

あとお昼はできる限り、駅弁派。


で、これがきょうの行きの旅のお供。


月刊MD編集長(2代目)のブログ




東京駅でいつもいろいろ探すのですが、

やはり慶次に呼ばれてしまいました。

名古屋に行くのに、「いざ、米澤に参られよ!」(笑)。

ごめんなさい。こんど行きます・・。


忠臣蔵思い出すなあ。

吉良が米澤へ隠居するなら、米澤で討つまで・・。

上杉15万石、差し違えるには不足なき相手・・ってやつです。


話があっちゃこっちゃ飛んですみません。


あと羽生さんはわたしと同い年で、自分は指さないのに、なぜか将棋という勝負の世界には惹かれて、けっこう棋士の書いた本は読みます。


梅田望夫さんや東大の工学の先生も研究していますし、

「自分が逆立ちしても手に入れられないものへの憧れ」ってやつですね。たぶん。




名古屋といえば、この前の選挙すごかったですね。

わたしのバイブルは「サンクチュアリ」ですから、こういう突破者たちは大好きです。


地方の乱は、この12年続くでしょう。


彼らは、自分たちを幕末の志士に本気でたとえています。

絵空事を描いてほしい。


「サンクチュアリ」は学生時代夢中になって読みました。

政治と極道、表と裏の頂点を目指す漢(おとこ)たちのドラマですが、


もっとも好きなセリフは、

極道のトップを目指すほうがドンからなぜこの世界に入ったのかと問われて、答えたこの一言。


「ふつうの人間が30年かかる道のりを1日でできるからですよ」。


かっこ良すぎる・・。


なんのバックもない人間が表(政治)の世界を走るためには、資金が要る。

そのためには、裏の世界で、稼ぐ人間が必要。



ホリエモンの書いた小説を、面白そうだったので、いつだったか立ち読み10分で読みましたが、

なんの志も感じませんでしたね。

金融は、30年の道のりを1日で駆け上がることができる・・わたしはそう思って、あのころはけっこう面白い人だと思っていましたが・・。


ただの私利私欲の人でしたね。いまの本を読むとすこし変わってきたようですが。




リーダーシップを育てるのは、真の志高き商人。


高杉晋作を支えた下関の商人白石正一郎は、わたしの大好きな人物ですが、

かれは本来長州本藩の御用商人ではありませんでした。

交易に必須の船すら自己所有は一隻もない、

支藩のちいさな商人だったのです。*豪商と書いている人いますけどね。それはずっと後のことです。


その中で、高杉という長州のエスタブリッシュメント出身の異形に投資をした。

高杉晋作は、結果から言えば、維新回天の革命児として知られていますが、

幕末の動乱においては、最晩年を除いて失意と逃亡の繰り返しでした。


その高杉の可能性を信じた白石正一郎の日記が残っていますが、これがすこぶる面白い。

幕末の第一級の史料です。



このテーマだと、えんえん続きそうなので、このへんで。



またどこかの機会に。