皆さんの家庭における衣料用洗剤はなにを使っていますか?
ドラッグストアでも「エブリデ―グッズ」の代表格であり、
チラシの目玉商品となりがちな衣料用洗剤。
しかし、この10年市場規模は横ばいが続いていましたが、
家計緊縮によるクリーニング控えで、自宅洗濯が増えるなど、消費環境、社会環境の変化で、
市場は、前年比プラス3%の1993億円と2000億円市場に成長しています。
各メーカーもこの数年で「夜干し用」「室内干し用」などライフスタイル変化を捉えた新商品を投入し、
また最近では、時間短縮や環境にやさしい「超コンパクト液体洗剤」なども投入されています。
単なるチラシによる価格目玉商品ではなく、ドラッグストアがしっかりセルフでも提案していくべき商品として考えても面白い対象ではないかと思います。(*販売チャネル別シェアではドラッグストアが約50%と圧倒的です)
その根拠のひとつが、粗利益率。
ある調査では、カテゴリーの1割に満たない金額で、カテゴリー粗利益額の20-25%を稼いでいる事例がでてきています。
ということは、よりボリューム陳列で数を売る方法もありますが、コンパクトな分、スペースに余裕が生まれ、たとえば柔軟剤などで独自の提案商品を展開したり、別商品カテゴリーにスペースを割くことも考えられますね。
ちなみに粉末洗剤と液体洗剤では、いまのところ金額ベースでほぼ同じシェアですが、2011年中には、液体のほうが上回るという試算がでています。
ただ、面白いのは、「時間短縮」「環境にやさしい」だけでは、消費者の心は動かせないこともあるんですねえ。
以前、友人女性とコストコに行ったときに、彼女はコストコ自慢の大容量液体洗剤のキャップを開けては、においをいちいち嗅いでいました(笑)。
つまりにおいフェチですね・・。しかも尋常じゃない時間をかけて!
あとで、コストコで大展開している某グローバルメーカーの担当者に聞きましたら、
グローバルな市場調査では、洗剤の選択ポイントにおける「におい」の比重はとっても高いのだとか。
そういえばCMのつくりもこの企業は「におい」をフォーカスしています。
皆さんのご家庭の洗剤選択ポイントはなんですか?
ちなみに月刊MD副編集長の自宅は粉、液体まじえて4種類を使いこなしているとか。
お父さんの洗濯ものを別々にするという話は昔から聞いたことがありますが、まさか洗剤までパーソナル化しているのか!?
確認したら、そうではなく単なるお歳暮などもらいものが重なっただけだとか。
よかったあ(笑)。